幹部挨拶 れん

'20チームのATリーダーを務めさせていただいておりますれんです。

昨年に引き続き戦術幹部としてチームを牽引する立場になるにあたって私が掲げた今シーズンの目標は、

"ラクロスを通じて人間性を成長させる"

ことです。昨年1年間もこの目標のもと部活に取り組んできました。しかし昨シーズンは自分の未熟さや弱さを痛感することが多々ありました。

今年は自分たちの代が2部昇格を成し遂げる最後のチャンスの年であり、ATリーダーという重要な役職も任せてもらうことになり、これまで以上に強い責任や覚悟が求められます。
そのためにはラクロスの技術だけでなく精神面でも強くなる必要があると思い、この目標を掲げました。

少し話が逸れるのですが、今年の箱根駅伝に筑波大学は26年ぶりに出場しました。そこで9区を走ったのは医学類の5年生です。部活と学問を両立して結果を出しているのを見て、自分が目指すべき姿を目の当たりにしました。

個人的には4年生になって本格的に研究が始まるということもあり学問と部活の両立ができるのか心配していました。
しかし、勉強と部活の両方を追いかけるという選択をしたからには最後までやりきろうと'20シーズンが始まる前に心に決めました。

これは決して容易いことではなく、幾度と高い壁に直面することは承知です。
ただ、どちらかの場面で心が折れそうになったときにもう一方を言い訳に諦めるのではなく、両立していることを糧に自分の人間性を成長させたいのです。

自分たちの代で2部昇格を果たすにはもう後がないなかでこれから多くの試練が待ちうけていると思うと怖い反面、この1年間でどれだけたくましくなれるのか自分自身楽しみでもあります。
引退するときに4年間を振り返って、部活をやりきったことを誇りに思えるように今シーズンは走り抜けたいと思います!

チームとしては"一歩"というスローガンのもと巧くて強いチームを目指します。今年こそ誰もが納得のできる形でシーズンを終えられるように

チームの全員が意味のある一歩を積み重ね、確固たる勝利への道を歩んでいけるよう、最高学年として、ATリーダーとして自分ができることを全うしていきたいです。


"もう一歩。
いかなる時も自分は思う。
もう一歩。
今が一番大事なときだ。
もう一歩。“

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これは私が今シーズンが始動する際に書いたものです。今でもこのときに書いた自分の覚悟やラクロスおよびチームへの思いは変わりません。

しかしコロナウイルスの関係で自分が当初思い描いていたラストシーズンとはだいぶ違うものになってしまい、目標達成の場であるリーグ戦の開催も未定の状態です。また、個人としては怪我をして手術をしたため現在は自由にラクロスができません。

ただ、思い描いたラストシーズンとは違うものになったとしても私はこの筑波大学女子ラクロス部に入部して本当に良かったと胸を張って言えます。それはこの部活でラクロス以外の価値のあるものに出会えたからです。

同じ目標に向かって切磋琢磨できる仲間、頑張りを認め合って最大限の努力ができる場、さまざまな価値観、目標達成のための努力のしかた、、、

挙げたらきりがありませんが、部活動を通して得たものはラクロスを辞めたあとも私の財産として活き続けます。

筑波大学女子ラクロス部はラクロスはもちろん、勉強や他のやりたいことも一生懸命できる環境です。このブログでそんな魅力のあるこの部をもっと多くの方に知ってもらいたいです!

最後に、日頃より幣部を応援してくださっている皆様。昨年度は温かいご支援、ご声援ありがとうございました。今年はリーグ戦がどうなるかはわかりませんが私たちが努力し続けることに変わりはありません。ぜひ2部昇格して新しい景色を一緒に見ましょう!今後とも応援のほどよろしくお願いいたします。

'20シーズン戦術幹部 13期 れん