知らない世界に触れてみる


1年生の頃この団体の活動において意識していたことがあった。

それは色々な活動にとりあえず取り組んでみるということだ。

これは僕が自分の興味がある活動が何か、自分がこの団体で何を達成したいかわからずに悩んでいた時に先輩からアドバイスされたことだった。

もう少し具体的に言うと、始めは自分の興味があまりないことでも、実際に関わってみないとわからないこともあるし、その活動を成り立たせる要素(例えば集客すること、企画すること、団体外部の人たちと協力すること等)から取り組んでるうちに自分の興味があることを見つけることができる。だから色々な活動に関わってみる、ということだ。

はじめから自分のビジョンややりたいことが明確な人に少し羨ましいと言う気持ちを持っていた僕は、本来焦って見つけることではないのに自分の達成したいことが見つからなくて焦っていた。そんなときにもらったのが上のアドバイスだった。

そこから僕は色々な経験を通して時間を少しかけて自分の本当にやりたいことを見つけようと思うようになった。


そんな中昨年度そのようなスタンスで入ることに決めたのが地域活性プロジェクトだった。

昨年度、地域活性PJではサッカースクールの「トラウムトレーニング」さんと共同で「俺たちのウェルネスカップ」を開催した。

大人の方々と一緒に何かを成し遂げる、というのは自分にとって初めての出来事で不安なことも多かった。しかし、トラウムの方々は僕らを対等に扱い、色々なことを任せてくださったり、色々な挑戦をさせてくださった。

台風で延期になり、開催が危ぶまれたが、なんとか開催することができ、大会も素晴らしい雰囲気で終わることができた。

この時、僕は今までにない達成感を覚えた。と同時に、一緒に頑張ったプロジェクトメンバー、そして関わらせていただいたトラウムの皆様方に感謝の気持ちでいっぱいになった。そして今まで自分のやりたいことが曖昧だった僕は地域活性プロジェクトが一気に大好きになり、自分はこのプロジェクトが団体で一番関わっていたいと感じるようになった。


3年になり執行代になった今では地域活性プロジェクトのリーダーをやらせてもらっている。

今年は新型ウイルスの影響もあり、計画していたことなどが延期や中止になっていっている。しかし、その中でも自分たちができることを探しながら日々活動している。


今年はこのプロジェクトで達成したいことがいくつかある。それらをやりきってまたここで記事にすることが今の目標だ。