僕たちの身の回りは氷山の一角に溢れている

物事を全体で捉えるためのフレームワーク氷山モデル

こんにちは!
僕たちが生活している日常の中で物事の深さを考えたことはありますか??
大学のある講義で思考について考える授業があったのですが、その授業で物事の本質を捉える考え方を学びました。それが「氷山モデル」です。

それってどんな考え方?

氷山の一角ということわざにもあるように僕たちはつい表面だけで物事を判断をしてしまいます。「氷山モデル」の考え方はいたってシンプルです。物事の全体像を考え、根底にある問題と向き合うことで最も効果的なはたらきかけを促す考え方です。

①見えている部分

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②行動パターン

③行動の構造

④行動を行っている意識・無意識の前提

例えば、、、
①髪を染めることを禁止されているのに赤髪に染めている子がいた
→表面だけで考えてしまうと浮いている子と捉えがち
━━━━━━━━━━━━━(以下、見えていない部分)━━━━━
②普段は真面目に授業を受けている。今までは黒髪で過ごしていたがある日突然髪を染めてきた
③ドラマに影響された。誰にも話すことができない不安を抱えており気づいてほしい。など
④髪を染めることで誰かに声をかけてもらいたい、心配してほしい
→この子は心に不安を抱えており、話を聞くことを求めているとわかる

なんで全体を見ることが大切なのか

ここからは僕が考える全体を見ることの大切さについて書きたいと思います。僕たちが生きる社会は色々な人々との関わりで成り立っています。社会にでれば理不尽なことや自分の思い通りにいかないことだらけです。個人の力だけでなんとかなることはそうそうなくなってきます。人との関わりの中で全体を見ることができれば、その物事の意味や意義が自然と見えてくることで自分が何をすればよいのかが明確になると考えているからです。

社会にある理不尽さにだってきっと僕たちが見えていない大きなものが隠れています。理不尽に文句を言ったって何も変わりません。しかし、その根底にある問題を見つめなおせば理不尽は解消されるかもしれません。

SNS社会の現代にも言えるでしょう。投稿されているごく一部分だけを捉えて批判するよりも投稿には見えていない全体の部分を捉えて考えた方がよりよい社会の実現に近づくと僕は考えています。


これを読んでくださった方は今まで通り氷山の一角だけを見て過ごしますか?それとも問題の根底を見て過ごしますか?もし少しでも新しい視点が生まれていたら僕は嬉しいです。

松本 南帆
2020.09.15

見えていない部分を気づいてあげられる人間になりたいね