はじめまして。私は立命館大学に通う髙橋奈々といいます。
私が中学生の時に、学校にJICAの方々が来てお話を聞く機会がありました。私はその時、発展途上国と呼ばれる国の話を聞いて衝撃を受けたのを今でも覚えています。腕の細さが私の半分だったり、私たちが学校に通っている時間はお家の手伝いで遠くまで水を汲みに行っている事実が本当に信じられませんでした。このようにもとより「途上国」に興味があったため、私は友達の誘われたのをきっかけにユリシスに入ることを決めました。
私は正直、まだ自分がしたいと思う支援の形がはっきり決まっているわけではありません。ですが、気を付けたいと思っていることが一つあります。それは、ただ「物を与える」支援をしないことです。今、私たちが暮らすここ日本は、すごく便利な国です。どこにいても電話ができるし、いつでもメッセージのやり取りができます。電車だって、毎回時間通りにやってきて、目的地まで私たちを運んでくれます。だからといって、途上国の人たちにパソコンをあげたり、スマホをあげて支援完了は違うと思っています。途上国とひとくくりにしがちですが、その国々、発展の度合いは全く異なってくると思います。私は、モノをあげておしまいの表面上の支援ではなく、その国々に合った、その国にとって本当に必要なことをできればいいなと思っています。