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【あの日の思い出】人生最大の挫折経験〜大学受験の失敗〜【中編】
第一志望校に落ちて現実を見失い、ひたすら自分の世界で絶望していた過去の自分。
この果てしない絶望感からどう立ち直ったのか、どう自分が変化したのか書き記します。
これ以上、受験勉強する気の起きなかった自分は、国公立試験の後、私大の後期試験を受け、受かった学校に進学した。
自分の中で悔いは多いにあったが、一歩駒を進めなさいという周りのアドバイスに従って進学することにした。
不本意とはいえ、僕が進学するのは大学である。
何か、思いの寄らない刺激があるものだと期待して入学した。
入学式直後、ガイダンスがあった。
「大学は、高校とは違い自主的に学ぶ場所です。高校時代のように、先生があれこれフォローしません。ただ、自主的に学ぶ人にとっては非常に良い環境です。みなさん、大学でも頑張ってください。」
クラス担任の准教授から、そんな訓示があった。
その訓示に、何か心が踊るような心持ちだったと思う。
大学では、
「予想だにしない新たな学びがある!」
「中高時代とは違って主体的に取り組む人が集まっている!」
「面白い人との出会いがある!」
僕は大学にワクワクしていた。
ただ、、、、
現実は違った。
(少なくとも自分がかつて通った)大学では、
僕がワクワクした世界とは程遠い堕落した世界が広がっていた。
大学受験時よりも学力レベルの低い英語、数学、物理、化学の授業
主体性のない学生
騒がしい授業
学力の低い生徒をバカにする教員
授業する気のない教員
今、思い出すのも辛くなるほど廃れた世界だった。
、、、、、、、、、、、
こんなところに、4年間もいなきゃならないのか。。。
最高学府と言われている場所の、変わりはてた現実にかなり失望した。。。
大きく失望した僕は、気づけば大学にも通わなくなり、
アルバイトばかりする生活を送っていた。
しばらく現実逃避していた。
そんな時、
「高等教育無償化」のニュースが自分の人生をかける大きなきっかけになった。
2020年度から一定の収入を下回る世帯を対象に大学の授業料を減額、無償化が行われるとのことだった。
試しに、父の源泉徴収票を取り寄せ、どれだけ減額されるか計算してみた。
(注)私は父子家庭で育っており、母とは別居しています。
すると、国公立大学であれば、授業料が半額、上手くいけば全額免除になることがわかった。
一度、大学に通って大きく失望した自分だったが、大卒であることの社会的意義は実感していた。
また、友人から話を聞く限り、国公立大学の理系であれば、研究者を育成することを念頭に置いた、質の高い教育が行われていることも知っていた。
バイトで貯めたお金はかなりある。
この貯金で、受験料、遠征費、入学金、引っ越し代などを払える。
そう確信した僕は、再受験して大学へ行くことにした。
もちろん、以前の二の舞にならないように、入学後、どんな環境にあるのか徹底して調べた。シラバス、研究成果、設備など、調べられる範囲で調べていったと思う。
ここまで調べていくと正直、偏差値ランキングなんてどうでもよくなっていった。
それよりも、
どんな授業があるのか
どんな研究設備があるのか
の方が大事だった。
あとは、隣接する寮の利用料が安いことも重要なポイントとした。
(最悪、家から追い出されたら自分の稼ぎで入寮費を払わなければならないのでね)
ある程度、志望理由を決めたら、受験する学校を決めた。
自分の頭のスペックを考えたら、
東大、東工大、京大はキビシイ
北大、東北大、九大あたりだったら何とかなるかも
他の候補は色々あったので迷ったが、入学後の生活のことを考えて、なるべく物価が安く、寮費が安いところにしようと思った。
このように志望校を決めたところで、受験勉強を再開。
のはずだったが、
正直、受験勉強のヤル気は起きなかった(笑)
流石に、11月になってヤバイなと思って、徐々にやり始めた。
とは言っても1日2~3時間程度。
12月になってやっと1日5時間やれるようになった。
センター試験が終わってからは、気が緩んで1日3時間程度の勉強量に。
こんな感じでダラけていたので前期に受けた旧帝大は7点差で落ちてしまった(笑)
中期で受けた兵庫県立大学理学部は無事合格。
現在は、兵庫県立大学理学部生として満足した生活を送っている。
まだ数ヶ月しか兵庫県立大学の授業を受けていないが、オンライン授業にも関わらず、質の高い授業を受けさせてもらっていると感じる。
所属する大学にも不満はない。満足している。
課外活動やプライベートも充実している。
以前持っていたネガティブな感情はなくなり、かなりポジティブになったと思う。
雰囲気も明るくなった。人当たりもかなり良くなったと思う。
今は、大学再受験という決断をしてよかったと思っている。
おかげで、かなり前向きになれた。
ただ、それも周囲の深い理解があってのこと。本当に感謝しています。
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