会長就任挨拶と新役員一覧

この度、岩手大学硬式野球部OB・OG会設立総会にて、会長職を拝命いたしました平成2年度卒の米田智(よねたさとし)でございます。
まず初めに、これまで岩手大学硬式野球部に正式なOB・OG会という実態はなく、平成8年度卒の細川幸希(現盛岡工業硬式野球部監督)が事務局と称して、長年に渡り、学生、顧問、OB・OGと調整して運営しておりました。OB戦や交流試合、総会、活動支援等、様々な気苦労があったことと思われます。このような細川幸希を中心としたOB・OGの献身的なご努力もあり、3年ほど前からOB戦や総会等で集まった有志が、「学生への継続的した組織的な支援」の必要性を訴え、正式なOB・OG会設立に向けて準備が進められていたようです。何よりもこれまでのご尽力に心から感謝申し上げます。本当にありがとうございます。
私の自己紹介になりますが、私は平成3年の卒業後、特別支援学校での勤務を経て、母校の青森県立青森東高等学校硬式野球部で部長・監督を務めました。現在は、青森県立尾上総合高等学校定時制課程で教頭を務めております。青森東高校時代(平成18年度~28年度)での教え子が岩手大学硬式野球部に7名ほどお世話になり、教え子が所属している間はできるだけOB・OG会に顔を出そうと思い、何度か出席してきました。その会で多くのOB・OGの皆様、現役選手と楽しく交流できたことが思い出されます。その縁もあってだとは思いますが、この度のOB・OG会の設立にあたり、事務局から会長職の打診を受けました。青森県で在職のため躊躇しましたが、新会則の目的である「岩手大学硬式野球部の発展に寄与し、・・・」のため、現役選手の支援のため、何より本会の立ち上げのために会長就任を決意したところです。微力ながら役員一同、精一杯努めてまいります。皆様とともに、OB・OG会を盛り上げていければと思いますのでよろしくお願い申し上げます。
さて、岩手大学硬式野球部は昭和61年度春季リーグ戦から1部の常連となり、プロ野球選手を輩出する私立強豪大学にも粘り強い戦いを見せております。過去にも、昭和63年春季リーグ戦(北奥羽連盟)準優勝、平成20年秋季リーグ準優勝(平成3年度から現在の北東北連盟)、平成22年秋季リーグ準優勝などあと一歩で全国大会という戦いも見せており、記録にも残っております。平成時代に入り、当時監督の澤村省逸先生(現岩手大学教育学部准教授)のご指導もあり、岩手大学硬式野球部は強豪私立大学の脅威ともなりました。関係者からは、「リーグ戦いおいて岩手大学との戦いが鍵を握る」とも言われておりました。現在、澤村省逸先生はご退任されておりますが、澤村省逸先生のご功績に対してこの場で深く感謝申し上げたいと思います。また、ここ10年ほどは、監督や外部コーチがいない中でも、「学生主体での活動」、「早朝の全体練習」、「文武両道」を貫き、現在でも1部唯一の国立大学として奮闘を続けております。国立大学ということもあり練習環境は決して恵まれておらず、OB・OGの皆様から集まった資金は、連盟費、試合球でほとんど支出しています。さらには、コロナ渦で練習が制限されたり、オープン戦が思うようにできなかったりの状況の中、現役学生は決して環境のせいにせず工夫して努力し成果を出そうと常に考えて活動しています。改めて現役学生への支援、硬式野球部の支援をお願い申し上げます。(野球部のへ支援(会費納入)に関しては、「Pando 岩手大学硬式野球部 OB会」をご覧ください)
結びに、OB・OG会の皆様のご健勝をご祈念申し上げますとともに、岩手大学硬式野球部への更なるご理解とご協力をお願いし、私の会長就任のあいさつとさせていただきます。

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