ついこの間高校を卒業して大学生になったかと思えば、あっという間に3年生になっている。今までの大学生活では資格を取ったり、フル単目指して奮闘したり、バイトを沢山したり、そしてアクトリーでボラやイベントを頑張ってきた。慌ただしい日々だった様にも思える。でも、こんなことを思い返すようになったのも、コロナの影響で普段できる当たり前のことが出来なくなったからである。
「あー、この調子で、就活に励んで、4年になって、就職して、気がつけば年老いているんだなー」なんて漠然とした思いを抱きつつ自粛生活をしているわけだが、それでも出来ることはやってきたつもりではある。
一見すると、私の大学生活は満足したものに思えるし、実際私もそう思う。しかし、いくら満足の行く時間を過ごしても、やっぱり時間というものはとてもとても早く過ぎていく。仕方のないことだと割り切ることも大切だが、私は肝心なことを見落としていた気がする。
私は悔いのない生き方をしようと、生活に沢山のことを取り入れてその穴を埋めようとしていた。
それは正解でもあるが、間違いでもあった。
沢山のことを取り入れたとしても、自分の心がそこに赴いていなければ、それは取り入れないのと同じことなのである。今までの私は、何事も必死にやればいいとだけ思っていた。
今は思う。その経験でどれだけのものを自分のものにできたかと。一つでもあるのかと。
そして思う。今の私にとって、アクトリーというものは、正真正銘、紛れもなく、自分で興味があって、やりたくて、入りたくて、進んだ道であったということだ。
ここからは言うまでもない。私が残りの少ない大学生活で力を入れるべきものは何か。
自粛生活というものは自分の心も閉ざしがちにしてしまう。しかし、だからこそ、この思いを私は絶対に忘れたくない。時間というものを、どれだけ自分の味方につけられるか、私はそこに、自分自身の成長を見出したい。