久しぶりにnote書いてみました。卒業が確定したばかりのほーりーです。
今回は、約1年を通して活動した学生団体や内定先の企業でインターンでの経験について書きたいと思います。
結論から言うと、ざっくりこんな感じです。
・県外就職を目指す地方就活生って結局、広島の全学生の2割くらいしかいない(肌感)
・都会との情報格差はなくならないしみんな思ってるほど情報を必要としていない
・価値を届けること=みんなが幸せになる、というわけではない
それでは本題に入ります。noteで初めて紹介してから半年経ちましたが(全然更新してない)、以前の紹介にもある通り、大学3年生の頃とは大きく変わった環境でとても色々なことを吸収できました。
目次
- 地方の就活生に価値を提供したい
- 就活支援の学生団体を始めたきっかけ
- 就活支援の壁
- 県内就職と県外就職の違い
- いきなり自分の将来について考え出したって何も想像できない
- 結局エゴでしかない
- 地方の就活生に価値を提供したい
大学3年生の頃に、地方就活生として都市圏に就活をしに行っていた自分は漠然とそのことを考えていました。毎回交通費もかかるし情報も集まらないしなんでこんなに不公平なんだろうと感じることばかりでした。その不公平さを解消できるサービスがあるならいいのになあと思っていました。
しかし、そんな自分を大きく変える出来事が2つ起きました。
・就活支援をしている学生団体の4年生に出会い、世界が広がったこと。
・東京の企業が広島に来るイベントに参加したこと。
この出来事のおかけで、自分は大学4年生で色んな経験をするきっかけになりました。
就活支援の学生団体を始めたきっかけ
大学4年生の4月に就活が無事終わり、残りの学生生活で何をしようか考えていました。正直今まで散々遊んでばかりの大学生活で(ダメ人間)、人生つまらないな〜とずっと思っていたので何か新しいことを始めようと考えました。そこで、今までお世話になった就活支援の学生団体に入ってみたら少しは何か変わるかもしれないと思い、自らメンター(就活支援をしている人の呼称)に志願しました。
そして、広島市内の大学生に価値を提供したいという思いで活動を始めることになりました。広島大学では3人に1人が就活支援のサービスを使ってるので市内でも需要があると思っていましたが、実際の活動では散々なものでした。
就活支援の壁
実際に活動してみて、5月当初は色んな学生から怪しまれ、利用学生はかなり伸び悩みました。
確かに、いきなり他人から「就活の支援しているので一度お話ししてみませんか?」なんて言われて話してみたいなんて思う人は少ないかもしれない。それでも、どこかに就活で困っている自分みたいな人がいるかもしれないという想いで色々な企画を実行しながら活動を続けました。
県内就職と県外就職の違い
市内で活動をしてきて、一番痛感したのは県外に出たいのか出たくないのかで就活の意識が大きく変わることでした。
一般的に都市圏で就職をしようと思ったら、3年生の夏からインターンに行き、早期から本命ではない企業の選考でESの作成や面接慣れをして、本命の企業に向けて4年生の春までに準備は終えている。というのが普通だと思います。(あくまで県外就職を目指すの地方就活生の話ですが)
でもこれって県外就職を目指す人の「普通」なんですよね。この「普通」がほとんどの大学生と違うことを理解することに自分は苦労しました。なぜなら、県内就職する人はそもそもサマーインターンに何社も受けることが当たり前ではないからです。
その「普通」を理解しないまま、県外就職率の高い広島大学を広島の全大学生のベースに考えたことが間違いでした。
しかし、この「普通」を理解できたことが自分にとって1番の収穫でした。その理由についてはまた別の記事にでもします。(する暇があるのか)
いきなり自分の将来について考え出したって何も想像できない
大体の人がそうだと思いますが、経験したことがないことに対しては何も想像できないと思います。もちろん自分もそうでした。
実際に働いている社会人から話を聞いたり、企業でインターンをしたり、社会の全体像を理解していくことで少しずつ明確になると思います。
就活の時期になると途端に社会に出ることをリアルに実感します。どこかしらの会社に入社しないと自力で生きていけないことをみんな理解しているにも関わらず、現実から目を背ける人がたくさんいるのです。
確かに仕事をすることは大変だしつまらないこともたくさんあると思いますが、どうせこの先何十年も仕事し続けるしかないなら少しでもキャリアについて考えようと思うはずです。
しかし、考えることを放棄し、就職した後に後悔している人をたくさんみてきました。就職には困らない時代だからと言って、自分のキャリアを考えないでいいことにはなんら関係がないことをもっと知って欲しいです。
そうして活動を通して得た経験から、情報格差を無くして欲しいという想いを持つ人間がいる一方、情報を必要としない人間が大半を占めているせいで、情報格差はいつまでたっても解決しないのだと感じました。
結局エゴでしかない
長々と文章を書きましたが、結論として地方就活生をサポートしたいというのは自分のエゴだと思っています。自分の提供したい価値に興味がないと言われるのが地方就活生の現状です。今回はネガティブなことをたくさん書いてしまいましたが、県外就職をサポートして、満足のいく就活をできた学生はもちろんたくさんいます。そのわずかな感謝を糧に活動を頑張ってこれたことも事実です。
結果として、全就活生に価値を提供することは不可能でしたが、少しでもキャリアについて考える学生が増やせるようにこれからも足掻き続けたいです。
インターンでの経験については書くのを忘れていたので、地方就活生と都市圏の就活生の違いをまとめた記事を今度作る時に書きたいと思います。笑