自分を知る！

子供の頃に将来の夢は？と聞かれても、そんなもの思いつかなかった。理想はもちろんあったろうけど、胸を張って掲げる夢なんて思いつかなかった。ましてや、やりたいことや興味のあることがあまり出てこない、そんな少年だった。

大学2年生が始まる今、僕は自分がどこに立っているのか、そしてどこに向かえばいいのかわからない。明確な将来の目標もないし、自分は何が好きなのか、何が得意なのか、何が苦手なのか、今までボーッとだらだら怠惰に生きてきたせいで、わからなくなってしまった。だけども、傲慢かもしれないが、そこそこのところまで行きたいし、自分の人生に後悔したくない。そんな路頭に迷っていてある意味佳境に立たされている今、過去を振り返ってみると所謂「夢」や「目標」と呼んでいいものが自分の中に生まれていたことに改めて気づく。将来の夢なんてのはまだわからないけど、こういうことをしたい、ああいうことをしたいというような夢や目標はたくさんある。思想的にも大人になってきて、夢を見ることができている自分が嬉しいといえば嬉しいし、夢はきっと叶うよ！等々のよくある言葉たちがようやく自分に向けられた実感を感じる。

だけどそれと同時に、振り返ると半ばで転がり落ちている夢、叶えることを諦めてしまった夢も、自分の中で生まれて捨てられていることに気づく。

人気バンドRADWIMPSに『最後の歌』という曲がある。

「叶わない願いたち 本当にね ごめんね いつかきっと」

この歌詞のように綺麗に片付けていいものなのかはまだ僕にはわからないけど、そんな夢たちが自分の中で芽生え、そいつらは確かに自分に影響を与えたものだということを忘れないでいたい。

そんな大きな夢から小さな目標まで、それらを叶えるにはただただ努力するしかないんだと思う。そんな”努力“をする中で、やはり自分のキャパシティや考え方を把握できてないと、随所で支障が出る。イベントを企画運営するサークルに所属しているのだが、そのサークルでの活動の中。アルバイトでの中。学校生活の中。自分のキャパシティを把握してないせいで、無理をしすぎたり、逆にまだ頑張れるのに怠けてしまったりということがあると実感した。そのせいで叶えるべき夢や目標が半ばで潰えてしまったのだ。なので今年こそは自分と向き合って、研究し、もうちょっと自分を好きになってみようと思う。今こそ自分探しの旅に挑戦したい。そしてその先に笑えている未来があればいい。今年こそ自分を見つけてみようと思った。