こんにちは、3年なつきです。
先日行われた試合で武蔵に勝利し、無事1部5位をかけて早稲田と戦うことが決まりました。
スコアとしては…
2-1
(1Q 0-0, 2Q 0-0, 3Q 1-0, 4Q 1-1)
結果的には勝ちました。しかし正直に言えば、私は気持ちでは武蔵に負けたも同然だと思っています。
武蔵戦を終えて感じた事が2つあります。
①緊迫した状況ほど人間の本性は表に出ること、自分は弱い人間だなと改めて思いました。
武蔵は昨年の秋リーグでも対戦しました。ずっと攻めて、攻めて、明らかに学習院優勢にも関わらず1点も入らずSO戦へ突入。私は試合に出ていなかったので、ベンチから勝利を祈ることしかできませんでした。結果敗北。1部5位の目標は絶たれ、入替戦の出場が決まり1部7位で昨年は終わりました。
試合直前のアップ、全然体が動きませんでした。駿河台といった強豪校との試合は何失点に抑えるかと、言い方は悪いですが負けること前提で試合に挑みました。対して武蔵戦は、1点が命運を分け、負ければ1部5位の目標が昨年のように散ることになります。しかも相手は去年負けた武蔵。想像以上のプレッシャーでした。正直、試合が始まってもないのに目には涙が溢れてました。周囲に気づかれないよう必死に止めましたが、それくらい自信より不安しかありませんでした。
自陣に攻められたのは、試合全体をみてわずか1割。ゴールキーパーである私がそう感じるのであるから、相当私たち優勢だったはずです。3Q終えるまで、私何かしたっけ?それくらいキーパーの出番は全くありませんでした。
「あれ?デジャヴ?去年と似てる…。」
その予感は的中。先制点取ったものの、その直後に失点し同点に。
あぁ、このまま試合終わってSOになるのかな、武蔵の思う壺にハマっちゃったのかな。こんな攻めてるのに点取れないのに、残り時間でもう1点取れるの…?
失点してから溢れるのはネガティブ思考ばかり。結果勝ちましたが、土壇場で出る自分の本性はやっぱり後向きな人間って事がわかって、自分変わらないな~と改めて痛感させられました。
2つ目は、キーパーとしての役割を何も果たせなかった自分がただひたすら情けない。
今回の試合は総じて攻9 の守1でした。ピンチになるような時間は1割しかなかった中で、1失点。対して武蔵は本当にすごい。4年生のキーパー、きよらさんのナイスセーブと粘り強いDF。敵ながら惚れ惚れしてしまった。私だったらあんなに攻められたらプレッシャーに押しつぶされる…。キーパーとしての経験、そして技量の差、想いの強さが歴然となった60分でした。
失点した場面、ボールがゴールに入っていった軌道は忘れられません。飛び込んだら止められたんじゃないか?一瞬でも反応速度が早かったら…。例え失点の原因がフィールダーにあっても、結局私がボールを止めれば良い話です。私の技術がないから止められなかった。
次の試合がteam2020最終戦で、4年生の引退試合となります。歴代のキーパーの先輩方はみんな自信に溢れてて、どんとこい!っていつも構えてて、カッコいい人ばかり。なのに私はどうでしょう?いつも自信なさげで、弱い自分と向き合うのが怖くて妥協して。3年生なのに、上級生なのに、もう先輩もいなくなるのに、私の時間は17番のサブキーパーで、ベンチでみんなを応援するしかなかった2年生の時から動けていない。こんなやつにゴール任せるのは不満だと思うし、チームのみんなに申し訳ない気持ちでいっぱいです。だからこそ、最終戦は失点0で終えて結果でみんなに返したい。自分の自信に繋げたい。そう思うばかりです。
次のブログは、チームDFたまこにバトンを渡します。