team2021のGKとして感じたこと🏑

あけましておめでとうございます🌅
新4年のゆきのです❄️
今年もよろしくお願いいたします!




本日より「team2021を振り返って」のテーマブログが始まります!
今日はこのテーマに沿ってお話していきたいと思います!




team2021で経験したこと、その経験に対しての私自身の感情を全てお話したら、一冊の単行本を書き上げられるんじゃないかと思うほど、team2021の一員としての一年間の中で、私はたくさんの貴重な経験をし、多くの学びを得ました。今日はその中のほんの一部をお話します。せっかくなので、私にしかお話できないことをお話させていただきたいと思います。





私はteam2021の始動後、春リーグまであと約1ヶ月というタイミングでGKへの転向を経験しました。この転向は、自らの意志で受け入れたことです。チームの状況を少しでも良くしたいという想い、俯瞰的な視点でチームを見てGKをやるべきは私だという考えで、GKへの転向を受け入れることにしました。今振り返ると、我ながらなかなか思い切ったなと思います。

転向してすぐ、私はGKというポジションの厳しさを知りました。私なりに覚悟を決めて転向したつもりではありましたが、GKは想像していたよりもずっとタフさを求められるポジションでした。こう感じたのには、様々な要因があります。中でも一番大きかったのは、失点の重みです。


失点の重みを私がはっきりと認識したのは、春リーグの立教戦でした。この試合は、オープン戦で正式な記録になってはいませんが、team2021の初戦かつ初の勝ち試合となった試合です。スコアは4ー2。試合後、チームメイトもスタッフの方々も勝ちという結果を喜んでいた中で、私は一人泣いていました。あの時、2つの失点シーンが私の頭から離れず、守備でしかチームに貢献できる場面がないのに、シュートを防げなかったことが悔しくて悲しくて、ひたすらショック受けていたのを今でも鮮明に思い出すことができます。チームメイトの不思議そうな視線を感じながらも、次から次へと溢れ出てくる涙を止めることができませんでした。


でも今現在の私なら、公式戦で4ー2でチームとして勝つことができれば、その勝利を喜ぶことができます。それは失点のショックに耐えられるようになったからではありません。今でも失点すれば、その光景ごと脳裏に焼き付いて頭から離れません。現に、今この瞬間でも、私の頭の中で、昨年の春リーグと秋リーグの通算7失点それぞれの失点時の光景を鮮明に描くことができるので、私は何がどうなって失点したのか細かく説明することもできます。

私がチームの勝利を喜べるようになったのは、GKでも、間接的にではありますが、攻撃に貢献できることを知ったからです。それを認識するきっかけとなったのが、秋リーグの防衛大学戦、はっきりと認識したのは、同じく秋リーグの津田塾大学戦でした。


防衛大学戦は、チームメイトにとって本当に苦しい試合であったと思います。攻めようとしても攻めようとしてもなかなか前へ進めないそのもどかしさは、後ろから見ている私にもよく伝わっていました。この試合に勝たなければ、チーム目標であった「2部優勝・1部昇格」に挑戦することすらできなくなるというプレッシャーがチームメイトを支配している。その状況には、試合開始前のアップでみんなのシュートを受けた時、既に気付いていました。「今日は下手したら負けるな」という考えに至るほど、そのときのチームメイトのプレーはガチガチでした。どうにかしてあげられないかと考えても、彼女たちを支配するそのプレッシャーを拭い去ることができるのは彼女たち自身だけで、私にできたことと言えば、指示の声のトーンを普段より柔らかくすることくらいでした。だからこそ、私はあのとき「60分間何がなんでも無失点」と心に決めていました。失点しなければ負けることはないからです。「きっと点を決めてきてくれる」という期待を60分間捨てることはありませんでしたが、同時に「とりあえず無失点でSO」という想定も60分間持ち続けていました。そして、その想定通りの展開となりました。「勝ってチームメイトの60分間の苦しみを拭い去りたい」と意気込んでSOに臨んだ記憶があります。SOの結果は3ー2。なんとかこの試合で勝利することができて、チームメイトのこの試合の思い出が苦しみだけにならずに済んで、心の底から安心しました。そして私はこのSOで一つの仮説を持ちました。それは「GKのナイスプレーがフィールダーを勢い付ける」というものです。


そしてこの仮説が確信に変わったのは津田塾大学戦です。この試合は私が昨年経験した関東学生リーグの8試合の中で最も体を張った試合でした。相手チームの攻撃は凄まじく、試合開始後すぐに失点の危機を迎えました。たまたま試合前に、ある相手チームのプレイヤーの動きから弱点を見つけていた私は、上手くそのプレイヤーに反則をさせて、その危機を切り抜けました。すると、次の瞬間チームメイトがカウンターを仕掛け、猛攻し出したのです。このとき、「GKのナイスプレーがフィールダーを勢い付ける」というのが私の中で仮説から確信に変わりました。そしてその後の試合の中でも、私が自分で満足のいくプレーができた後は、味方が素晴らしい攻撃を見せてくれました。最終的に5ー3で3失点もしてしまったけれど、間接的ながらも5得点に貢献することができたように感じて、チームで勝てたことが心の底から嬉しかった記憶があります。



team2022は1部の舞台で戦います。きっと防衛大学戦よりも苦しい試合展開になることもあるでしょう。だからこそ、最高学年として、副将として、そして何より「ナイスプレーでチームを勢い付ける」ことのできるGKとして、私はチームメイトが前を向く原動力でありたいし、そうあり続けるつもりです。







ここまで、team2021での活動の中で、私だからこそ話せるであろう内容のほんの一部をお話しさせていただきました。(それでも十分長くなってしまいましたが…)
最後にteam2021を振り返って一番に感じていることをお話しします!(これも長くなりそうですが…)









team2021を振り返って私が一番に伝えたいのは、直接、間接に関わらず、私に関わってくださった全ての方々への感謝です。

これは何度伝えても伝え足りません。




特にGKへ転向したての頃に関わってくださった方々への感謝はこの先一生忘れないと思います。あの頃の私は、GKというポジションの厳しさに打ちのめされ、それまで当たり前にあった幸せを失い、加えてそれまでの2年間で育んできた想いも爆発して、言葉という形にできないほどの強烈な感情を抱えていました。「私自身のことだから、自分でなんとかしよう、これまでもそうしてきたから」と足掻いてみても、自分では消化できませんでした。だから、あのときの私を受け止めてくださったスタッフ・OGの方々には心から感謝しています。
​​

そして、同じ時期、何もわからない私にGKのことを丁寧に教えてくださった全ての皆様への感謝も、この先忘れることはないと思います。皆様の一言一言が私の原動力でした。そしてそれは今でも変わりません。皆様に教えていただいたから、皆様みたいな立派なGKになりたくて、皆様の自慢の教え子になりたくて、ここまで練習してきました。まだまだ皆様の域には届いていないので、これからも精一杯頑張ります!



もちろん、チームメイト全員にも感謝しています。

​まず、昨年の春、入部してくれた後輩たち。
​入部してくれただけでも本当にありがたかったけれど、みんなが凄まじい成長をしてくれたおかげで「2部優勝・1部昇格」の目標を達成できました。ここでいうみんなは当たり前だけど、試合にあまり出れていないメンバーもマネージャーも含めた全員を指しています。半年間の頑張りとその結果に対する誇りは、今後の活動の自信にしてくれたら嬉しいです。



​次に、かなり、あやね、かおり、しんぐう、かほ、りさ。
​それぞれに対して違う感謝があるけれど、長くなるのでまとめさせてもらいます。
​一緒に頑張ってくれてありがとう。
team2021での出来事を自信にして、team2022でも頑張ろう!


最後にしまづさん、たまこさん。
私が今一番感謝しているお二人です。
​スティックを握って間もない後輩たちの指導で手一杯なはずなのに、最後までずっと、誰よりもGKのことを一番に気遣ってくださってありがとうございました。
​しまづさんとたまこさんが最高学年のチームだったから、私はGKとしてここまで成長することができました!
しまづさんとたまこさんが一番に気付いてくださるから自分もチームの一員なんだと思えるシーンは何度もありましたし、私が練習したいように練習させてくださり、さらに自主練ではお二人に付き合っていただいて、思うように技術を習得することもできました!
昨年の秋リーグ全試合において、ゴールマウスに立つ直前、いつだって思い出すのは、お二人と練習した光景でした。防衛大学戦と上智大学戦のSOでも、それは変わりませんでした。しまづさんとたまこさんと練習してきたんだというのが、いつだって私の最大の自信でした!
​だから私は、昨年の私の成績はお二人の手柄でもあると思っています!
​しまづさんとたまこさんが最高学年のときに、GK1年目を過ごすことができた私は本当に幸せ者です!
ありがとうございました!





​team2022ではteam2021でお世話になった方々への恩返しとして、より成長した姿をお見せします!








新年早々長くなってしまって誠に申し訳ございません🙇‍♀️


​次は、新2年のゆめです。



No Name
2022.01.07

悔しい経験を糧に、前向きに仮説を立てたことがGKのみならず人としても逞しくなれましたね!!!
仲間を上手く信頼することによって、貢献の仕方も大きく変わり、チームの躍進を大きく支える原動力となっていますね!!!
今年は昨年を超えるほどの厳しさもあるかと思いますが、最高学年として逞しい姿を見せつけていきましょう!!!

薩川 ゆきの
2022.01.07

藤川様
メッセージありがとうございます。
今年も精一杯頑張ります!

白井勝太
2022.01.06

薩川 さん
はじめまして。
ショウタといいます。
私もアスリートなので、プレーが失敗したときの描写は脳裏に焼き付けられますよね...。
思い出したくもない嫌な経験をプラスに変えた薩川さんの仮説は素晴らしいと思いました!
今後も頑張ってください!陰ながら応援しています!

薩川 ゆきの
2022.01.06

ショウタ様
メッセージとご声援ありがとうございます。
今後も私らしく前に進んでまいりたいと思います!

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