【ご報告】

​いつも弊部を応援して頂き、ありがとうございます。

この度、我々 法政大学軟式野球部は
11/20(日)より大阪府で開催されました、第46回全日本大学軟式野球選手権大会にて、準々決勝で敗退しベスト16という結果で閉幕しました。

はじめに、今大会の開催にご尽力賜りました関係者や運営の皆様方、ならびに球場まで足をお運び頂いた皆様、LIVE配信や一球速報等で応援してくださった皆様への多大なる感謝を、この場を借りて申し訳上げます。

夏出場した選抜大会のリベンジをすべく挑んだ今大会。初戦の駒澤大学との対戦は4-5とビハインドで終盤を迎えるも土壇場で井上悠・清水の連続タイムリーで大逆転勝利。しかし、2回戦には今夏準優勝の中京学院大学と対峙するもあと一歩及ばずベスト16という結果に終わりました。

全国の舞台を多く経験した選手が残った今年のチームであったが、うまくチームがまとまらず春季リーグでは2連敗スタート。さらに折り返しの明治戦では大逆転負けを喫し、どん底を味わいました。

しかし、キャプテンの井上悠を中心にチームを少しずつ変えていき、そこからチームは東京六大学では負け無しまでに成長。秋の全国大会1回戦の駒澤大学戦では出場している選手、ベンチにいる選手、スタンドで応援するメンバーと4年生、MG陣とチームが一体になったからこそあの結果を生むことができた。そう感じています。

今季で東京六大学5連覇を達成し、次の代にはとてつもないプレッシャーが掛かるとは思います。しかし、必ずそのプレッシャーを跳ね除けてくれると信じています。

これからも本学への温かいご声援、よろしくお願い致します。

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また今大会を持ちまして3年生14名と監督の清滝(4年)は引退となります。

全国制覇を味わった最後の代であり、昨年の全国での敗戦も味わっている酸いも甘々経験した3年間。各々が違った形でチームに貢献し、試合に出場するしない関係なく、精神的支柱は3年生であり、本気で戦う3年生を多くの後輩が慕っており、最高のチームを作ってくれたと思っています。

3年同士で大激突したミーティングがあったりなど、大変なことも多くありましたが六大学連覇のプレッシャーを跳ね除けて全国大会で勝ち進むなど真摯に野球に向き合える代でした。



エースの青柳匡悟。抜群の安定感を誇り、1年生の頃からリーグ戦や全国大会で先発を任されてきた。昨秋など苦しいシーズンもあったが、最後の秋季リーグは投手3冠。大学軟式日本代表にも選出された。


チームのリーサルウェポン新井悠也。今年から投手転向。弛まぬ努力で急成長を見せ、そのロマン溢れる投球はチームから最終兵器と呼ばれた。


頼れる主砲の井上翔嵐。勝負強い打撃とそのパワーで春秋で1本ずつのホームランと大量の打点を記録。苦手の守備も日々の努力により、最終的には安心(?)してみていられる程にまで成長を見せた。


Mr.テキサスヒット、木藤遼河。昨年までは留学によりほぼ参加できなかったものの、その分を取り返すように振ってきたバットは春の優勝決定戦の勝負を決めるツーベース証明してみせた。


​デザ工の星・国友悠登。ブランクや学業との両立で苦労を重ねたが、ベンチワークやデータ分析等で誰よりもチームのために声を張り上げた。影のMVP間違いなし。


内野として守備固めや代打、スタメンから様々な起用に応えてくれた齋藤寛太。秋季リーグの東大戦ではフェンス直撃のツーベースを放ち、細身の身体から繰り出されるパワーのある打撃とAIのような守備で活躍してくれた。


小さい身体に大きな力を持っている齋藤匠。外野全てのポジションを守ることができ、外野としての安心感はNo.1。打撃で結果が出ず苦しい時期もあったが、秋の全国でレギュラーを奪取しスタメンとして出場してみせた。


​法政の仕事人、清水陽門。2年間全ての試合でショートのポジションに着き、守備に打撃に全てにおいて堅実なプレーを見せてくれた。駒澤大学戦での勝ち越しツーベースは野球人生の全てが詰まっていた。


チーム1の野球センス・能力を持つ鈴木哲。去年はサード、今年はキャッチャーとしてチームに大きく貢献。特に守備ではパスボール0、盗塁阻止率.500をマークしチームからは絶大な信頼を置かれていた。​


底知れぬポテンシャルを持つ田原翼。チームの誰よりもキレのある直球と変化球を放る投手であり、春季リーグでは5回無安打投球を見せるなどそのポテンシャルを存分に発揮した。


マネージャー長として季杉紗和。最高学年として後輩マネージャー達と共にチームをサポートした。また、記録員として全試合にベンチ入りし、昨年のマネ長である中島の遺伝子を引き継いだ活躍を見せた。


副キャプテン、江森涼平。チームに欠かせない存在の1人。ベンチではベンチリーダーとして的確な指示とベンチワークの向上に努め、試合に出ると雰囲気を変える一打を放ち、夏の全国で放ったツーベースは全員の心に火をつけた。

以下コメント:
このチームは六大学軟式野球リーグ3連覇(21’春は優勝預かり)、4大会連続全国出場という先輩方の偉大な実績を背負い始動しましたが、春リーグは開幕2連敗と苦いスタートとなりました。自分たちは決して強くないのだと思い知らされる日々でした。しかしそこからなんとか粘り、ときには互いの気持ちをぶつけ合うことで、苦しみながらも勝利を積み上げることができました。秋の全国の駒澤大学戦は、苦しい状況を耐え抜き、勝ち抜くという1年間の積み重ねが最も良い形で出たと思います。最後は非常に悔しい結果となってしまいましたが、自分たちの想い、そして法政の歴史は次の代に繋がったと思うので、彼らに全国制覇の夢を託します。
私たちがここまで来られたのは、法政の歴史を繋ぎ、たくさんの応援をくださった諸先輩方、さらに様々な面で支えてくださった多くの人々のおかげです。また最高の先輩後輩、同期とも巡り会うことができるなど、人に恵まれた素晴らしい時間を過ごすことができました。関わってくださった全ての方に心から感謝申し上げます。私たちの代はここで引退となりますが、主将の井上は来年度も監督としてこの部活に携わるので、より一層応援の言葉をかけていただけると幸いです。これからも法政大学軟式野球部をよろしくお願いいたします。



副キャプテン、岸虎輝。今年は打撃で思うような成績が残せず、他には味合わえない苦しみもあった。しかし、秋季リーグ終盤に復活しパンチ力のある打撃を見せた。また守備にも【定評】があり、大きな信頼が寄せられていた。

以下コメント:
先輩方のベスト8という壁を越えるべく、先輩方の残したものを繋げて勝つ「繋勝」を掲げて新チームを迎えました。しかし、春のリーグ戦いきなり負け越してチームの雰囲気も良くない状況でした。そこからチーム全員で立て直しリーグ戦を2連覇し、全国ベスト8、ベスト16という結果を出すことができました。これは厚いご声援、ご支援のおかげだと感じております。応援ベスト8の壁を越えることは叶いませんでしたが、後輩が必ず超えてくれる思うので引き続き応援よろしくお願いいたします。


チームの支柱として二刀流で活躍したキャプテン井上悠吾。今年からは野手にも挑戦し、特に勝負強い場面で結果を残し、特に全国大会では印象的な一打も見せてくれた。また投手としても、2年間Wエースの一角として青柳と双璧を成した。

以下コメント:
まずは1年間、弊部への温かいご声援本当にありがとうございます。
今年のチームはリーグ戦優勝・全国制覇を目標にスタートしましたが、惜しくも全国制覇達成とはなりませんでした。

しかし、思い返してみるとよくここまで辿り着いたなと我ながら感じています。
私自身、この1年は怪我で思うようにプレーができない状態からスタートしました。それに加えて、春季リーグ戦では前半戦だけで3敗、優勝するためには後半戦全勝が絶対条件と苦戦を強いられました。ですが、そこで諦めずに立ち上がり優勝することができたのは最高のチームメイトに支えられたからに他なりません。

ここでこの最高のチームを象徴するような試合をひとつ紹介させてください。
それは全日本大学軟式野球選手権大会初戦の駒澤大学戦です。
この試合は私が3年間やってきた中でのベストゲームだと思っています。

この試合の8回裏、一打同点の場面で打席に立たせていただいたのですが、打席に入る前に少し時間があったため私は球場全体を見渡してみました。
するとそこにはグラウンド・ベンチ・スタンド、全員が一体となり想いを託す姿があり、これこそ私たちが目指してきた「全員野球」そのものでした。
私はこんなに幸せな環境で野球をしていいのかと感じると同時にあの時に見た景色は一生忘れないと誓いました。

しかし最後の全国大会はベスト16で負けてしまい、目標達成とはなりませんでした。
なので、私たち3・4年生の夢は頼もしい後輩たちに託したいと思います。
全国大会で誰よりも泣いてくれた1・2年生には底知れぬパワーがあり、必ず全国制覇を達成してくれるはずです。

大変長くなりましたが、これまで弊部を応援してくださった方々、ご支援してくださった方々に改めて心より感謝申し上げます。
今後とも法政大学軟式野球部をよろしくお願いいたします。




これまでたくさんの応援、ありがとうございました。


最後に、私が担当した2年間ブログを読んで下さりありがとうございました。​ほとんどが試合結果のご報告という形になってしまいましたが、少しでも弊部を知るキッカケになっていれば良いと思います。

​今回のブログをもって引退となりますが、来年度以降の新チームの応援もよろしくお願いいたします。


法政大学軟式野球部 
学生監督 清滝健介

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