【引退のご報告】

いつも弊部を応援して頂き、ありがとうございます。

今年度の法政大学軟式野球部は秋季リーグ戦を4位という結果で終え、4年連続となると全日本大学軟式野球選手権大会への出場を逃すという悔しい結果となりました。

夏の選抜大会であと1歩のところで負けてしまった悔しさを晴らすべく挑んだ秋季リーグ戦でしたが、開幕戦こそ勝利したもののそれ以降は中々、投打が噛み合わず苦しい展開が続きました。

しかしその中でも新戦力の台頭や3年生の意地など法政らしい野球はなんとか見せることができたと思います。

来季は下級生の頃から試合に出続けたメンバーが3年生となって挑むリーグ戦となります。
この1年で味わった悔しい思いを胸に必ずや優勝旗を奪還してくれると思いますので、これからも本学への温かいご声援、よろしくお願い致します。

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またこれをもちまして3年生と監督の井上(4年)は引退となります。

今年の3年生は特に試合経験が少なく、2.3月の練習試合でもほとんど勝てない状態からスタートしました。
しかしそこからなんとか粘りの戦いをみせ春季リーグ戦を2位で通過し、西関東ブロック大会へ進むとチームは大きく飛躍しました。
特に決勝戦では9回裏、1点ビハインドからサヨナラ勝ち。
苦しい中でも3年生が中心となって粘り続けてきた成果がここで出たと思っています。

チームのムードメーカー青木達生。
主に1年間1塁コーチャーを担ったが、今秋の立教戦で放った走者一掃のスリーベースは法政大学軟式野球部全員の脳裏に刻みこまれる一打となった。

打撃職人上岡蒼汰。
入部時はサードであったが今年からはセカンドに挑戦。今秋はバッティングも覚醒し、早稲田戦ではホームランも放つなどチームには欠かせない選手となった。

法政が誇るショートストップ上田葵平。
昨年までは主にセカンドやサードで出場していたが、今年は1年間法政のショートを守り抜いた。華麗な守備はもちろんだが、打撃でも打線の繋ぎ役として躍動した。

セカンドやDH、代打や代走、円陣など幅広くチームに貢献し続けた菊池飛翔。
練習に対する姿勢、上手くなろうとする姿勢、彼の全力プレーは多くの人を惹きつけた。

エースの北陽翔。
抜群のコントロールで打者を翻弄するが、今秋はなかなか勝ち星に恵まれず苦しいピッチングが続いた。しかしエースとして堂々と1年間チームを支え続けた。

バントでも魅せる巧打者倉田大地。
下級生の時から試合に出ることが多かった彼は昨年の全国大会の経験を活かし、今年の夏の選抜大会では3番打者として攻守にわたって躍動した。

法政が誇る剛腕齋藤柊太。
力強い直球とキレのある変化球で六大学を席巻。剛腕ではあるがリーグ戦では先発・中継ぎ・抑えをマルチにこなし、チームのために腕を振り続けた。

我らが連盟委員長新川尚悟。
連盟委員長という役職柄、1年間裏方に徹することが多かったが、今秋の最終戦で見せた投球は六大学全員を魅了する圧巻のピッチングであった。

守備職人林辰樹。
守備固めで試合に出ることが多かったが、スタメンで出場した西関東の決勝戦ではチームを全国へ導くファインプレーを見せた。

副キャプテン緒方孝弥。
春季リーグ序盤はスタメンとして活躍するが、その後は調子を落とし試合に出れない日々が続く。しかしそんな逆境も跳ね返して今秋、スタメンに返り咲き、プレーでそして姿勢でチームを引っ張り続けた。

以下コメント:
一年間、弊部への温かいご声援を誠にありがとうございました。
今年度は、先輩方と同じ全国の舞台に立ち、全国制覇を目指してまいりました。春季リーグでは準優勝を果たし、上部大会を勝ち抜いて全国大会に出場することができました。しかし、秋季の六大学リーグでは惜しくも優勝を逃し、全国大会出場を果たすことはできませんでした。今年度は目標に掲げた結果を出すことはできませんでしたが、この悔しさを胸に、後輩たちがさらに成長し、来年度に向け頑張ってくれると思います。
今後とも変わらぬご声援とご支援を賜りますよう、どうぞよろしくお願いします。


副キャプテン鈴木渓士。
主に代打、3塁コーチャーとして活躍。
チームメイトからの人望も厚く、打席に入るだけで雰囲気を変えてしまう。彼なしでは今年の法政大学軟式野球部は語れない。

以下コメント:
2024年度の副主将を務めました鈴木渓士です。
はじめに、1年間、法政大学軟式野球部への沢山のご声援とご支援をいただき本当にありがとうございました。
今年のチームは、先輩方の偉大な実績を背負いスタートしましたが、沢山の喜びがあった一方で様々な壁にぶつかり、多くの苦難を味わったシーズンでもありました。
春季・秋季リーグ戦の2つの優勝を逸する経験をし、チームとしても3年生としても苦しい状態が続く時期がありました。
それでも、1年間このチームで最後までやり切ることができたのは、大切なチームメイトの存在があったからです。監督、後輩そして、かけがえのない同期の仲間と苦楽を共にし、涙し合えたことは一生の思い出となりました。
これからは、大好きな野球を法政大学軟式野球部として活動した3年間を誇りに思い、胸を張って次のステップに進みたいと思います。
そして、私たちが叶えられなかった「日本一」という目標は、頼もしい後輩たちが必ず達成してくれると思います。最後になりますが、今後とも法政大学軟式野球部をよろしくお願い致します。


キャプテン松田達海。
個人としてもチームとしても苦労し続けた1年間。
しかしそんな中でも何度も這い上がりキャプテンとしてチームを鼓舞し続けた。
彼の熱い魂は必ずや次世代に受け継がれていく。

以下コメント:
今振り返ると、本当に濃密な1年間でした。
新チームの始動直後から苦しいことの連続であり、前主将である悠吾さんに監督をお願いするという前例のない形でのスタートとなりました。結果として、春の練習試合では1勝しかできず、リーグ戦でも6連覇を逃し、野球がここまで苦しく、楽しくないと感じたことはこれまでありませんでした。
しかし、全国大会をかけた西関東大会では、全試合逆転勝利で優勝するなど、法政の粘り強さを象徴するような試合展開が続きました。特に決勝の青山学院大学戦でのサヨナラ勝利により、全国大会出場が決まった瞬間はこれまでの苦しみが蘇り、何よりも幸せな瞬間でした。あの喜びは一生忘れません。ありがとう。

全国大会では、2回戦で王者・白鷗大学に0-1で惜敗し、今までで1番悔しい瞬間でもありましたが、春からの成長に喜びを感じた瞬間でもありました。
日本一を目指し臨んだ秋リーグも苦しい日々が続き、優勝を逃してしまいましたが、3年生をはじめとする49人のチームメイトからは、「勝利」以上に大切なものを教わったような気がします。

このチームでキャプテンができてよかったなと感じた瞬間を一つお話しさせてください。
秋リーグ戦において全国大会出場を逃した瞬間、泣き崩れる仲間の姿がとても印象に残りました。「これが本気で日本一を目指した証拠なんだ」と思うと、その悔しさのどこかになぜか誇りを感じていた自分がいました。大学生まで野球を続け、嬉しい時には全員で抱き合い、悔しい時には涙を流しながら、こんなに本気で野球に向き合うチームでキャプテンができて本当に幸せだったなと思います。

東京六大学リーグで勝ち抜くことの難しさとその先にある全国大会で勝つ喜びの両方を経験した1.2年生なら、自分たちの目標だった「日本一」を必ずや達成してくれると思いますので、これからも法政大学軟式野球部への熱い声援をよろしくお願いいたします。

ゆきや、けいし、ひかる、しゅう、きくち、そうへい、上ちゃん、たつき、たつお、だいち、しんかわ、3年間かけがえのない思い出をありがとう。

改めまして、この1年間多大なるご支援を賜りましたOB・OGの皆様、保護者の皆様に心より感謝申し上げます。1年間ありがとうございました。


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これまで沢山のご声援、本当にありがとうございます。
前任の清滝監督から引き継いで1年間、監督を務めて参りましたが、後輩達に良い景色を見せてあげることができず申し訳ない気持ちでいっぱいです。
しかし来季こそは頼もしい後輩達が必ずリーグ戦優勝を果たしてくれると思いますので今後とも弊部をよろしくお願い致します。

拙い文章ではありましたが、1年間ブログを読んで下さりありがとうございます。

法政大学軟式野球部
学生監督 井上悠吾

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