#blacklivesmatter もう、懐かしい言葉になっているのでしょうか。
私たちはこのムーブメントを受けて様々なことを考えてきました。
(他のメンバーの言葉は投稿を遡ってみてください。)
大きなムーブメントになり、タイムラインが真っ黒な画像で埋もれたあの日から既に半年以上。今更?と思われるかもしれません。確かに「ムーブメント」には乗り遅れたのかもれません。しかし、この問題は「あの時のこと」ではないと思います。「今のこと」です。そして、変わらない限り、これからも続くのだと思います。
ただでさえ忙しい毎日に突然訪れたコロナという想定外の出来事。そして形を変えつつも戻りつつある日常。混沌とした社会に生きるうち、いつの間にか、社会全体の人種問題差別への問題意識は薄れているのではないでしょうか。正直私ごとですが私も夏の間は受験で忙しく、この問題について意見を持つことを怠ってしまいました。もちろん、常に社会問題について頭を悩ますべきだとは考えていません。だた、時間がたった今、振り返ってみると、あのムーブメントはやはりただのムーブメントだったのかもしれないとも思うのです。ムーブメントは多くの人に関心を持ってもらえるという点で大変画期的だと思います。ただ、ムーブメントは一時的なものです。私たちはすぐに忘れてしまいます。
もちろんあの問題を「きっかけ」として興味を抱いた方もいらっしゃると思いますし、何も残さなかったとは思いません。ただ私が今思うことは、やはり、ムーブメントで終わらしてはいけない、ということです。私たちが今、人種差別を受けて苦しんでいる人に対して直接できることは何もないのかもしれません。しかし、私は生きている人は全員、差別の加害者であり、被害者だと思います。それなのに、その事実に気づくのは意外と容易ではないと思います。どちらも、社会の当事者としての自覚、現実を知り、見る意志がない限り気が付けないのです。私自身、平等やあらゆる人にとって生きやすい社会について考え、学ぶことによって自分の加害性を突きつけられ、苦しくなることがあります。でも同時に、この過程を経る必要があるのだとも感じています。
私たちの団体では「属性による差別」に対して出来ることとして一緒に問題を知り、考え、動いていけるきっかけ作りに日々邁進しています。日々社会に対して疑問を抱いている方にも、あまり関心を持っていないけど…?という方にもぜひ私たちの活動に参加して頂きたいです。あなたが、当事者として関心を持って知ろう、考えようとすることは小さくとも必ず力を持っていると思います。