今日はある作文の一説をご紹介します。
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わたしは、マクドナルドのハンバーガーが食べたかったのです。
ようちえんで、みんなが、「マクドナルドで何食べたあ」なんてはなしているのをきいたり、となりのいえのマーくんが、マクドナルドのおまけのおもちゃを、たくさんもっているのを見たのです。
わたしは、年中のころから、ずっとマクドナルドが食べたかったけど、おねだりできませんでした。マクドナルドはたかいだろうと思いました。
おとうさんは、マクドナルドは食べない人だろうと思いました。
今考えると、わたしの「がんばるぞ」は、本当の「がんばるぞ」ではなかったと思います。
「つらいのがんばってがまんするぞ」の「がんばるぞ」だったのです。
◎引用:第47回全国小・中学校作文コンクールの優秀賞受賞作品 中村咲紀さん『ゼロひきのゴーシュ』
僕は子どもの感性がとても好きです。すごく真っ直ぐだし、色んなことに影響を受けて知らぬ間に自分が曲がっていたことに気づかされることがあります。
広くみてるつもりでも、気づかない間にどこか偏った感性持っちゃってるのかもしれないですね。。