勉強する意味

pando毎日投稿91日目。

海外に行く予定なんてないから英語なんて意味ないし。日本史なんて昔のことやったって、今生きてるんだから何の役にも立たないじゃん。

「勉強なんて何の役に立つんだろう?」

受験の時よく思っていました。小さい頃から何度親に聞いても、大人になれば分かるよ、と言われてきました。「そんなこと言われても、まだ子どもで分からないからやる気が出ないんだけどなぁ…」と思っていました。

でも気づいてみると、まだ結果待ちではありますが、来年から僕は小学校の先生になって、昔の自分のこの質問の答えを子どもたちに伝える立場になってしまったのです。

困ったことになりました。

今の僕がこの質問に答えてみるなら、「学んだ本当の意味は学んだ人にしか分からないよ」と答えます。そして学んできた人として、僕の思う学ぶ意味を伝えます。

高校のときに「一生使わないから英語は勉強しない」と心に決めました。けれど、気づいたら大学一年生でアメリカに行ってました。いざ使う時になってみてやっと「ちゃんと英語を勉強しとけばよかった」とすごく後悔をしました。

もし話せてたら、もっとアメリカを楽しめたのに。本物の家族のみたいに接してくれたホストファミリーと、もっとずっと仲良くなれたのに。

すごく悔しい気持ちになりました。

その逆に日本史はきちんと勉強していたので、ニュースが歴史と繋がっていることが分かります。それに日本史を勉強して一番良かったことは「旅行が人一倍楽しめる」ということです。

鎌倉の鶴岡八幡宮に行っても、もし勉強していなければ「でかいな〜」と思って写真を撮っていただけだけど、歴史を勉強しているとまるで映画の聖地巡りをしている気分になれます。大階段を登っていても「三代将軍の実朝が暗殺された場所だ!」とテンションが上がります。

こういう実感を伝えた後、僕は子どもたちにこう伝えたいんです。

勉強は必ず君たちの武器になる。