原爆について考える

実は今旅行先なんです。こんなご時世ですが、夏休みの間にどうしても平和についてちゃんと考え直したくて、原爆ドームを観に広島まで来ました。そして、昨日お昼過ぎに平和記念資料館と原爆ドームに行ってきました。

実は去年も行っていて、その時が初めてでした。正直なところ、その時はショックが大きすぎて、飛ばしてしまった展示もありました。だから、今回は隅から隅までみて、きちんと考えようと思っていきました。

ふと目についたのはボロボロになった服の切れ端。その横にはこんな説明書きがありました。

節子が「お水ちょうだい」というと、まわりの息がある子たちも次々と水をねだるので、「がんばるんよ。すぐくんでくるよ」といってすぐに水を探しに行った。なかなか水を見つけることができず、死に物狂いで探しまわった。やっと水をくんで戻ると、みんな亡くなっていた。「ごめんね。ごめんね。」といって皆の口を水で濡らしてやった。

気づいたら涙が出ました。

僕はもちろん戦争を経験していません。でも、全てではないけど、その悲惨さは知っているつもりです。だから、僕の言葉できちんと後世に繋いでいきたいです。

今を、戦前にしないために。

荒木 昌三
2020.09.09

戦争の悲惨さってずっと教えてもらってるのに、触れる度にこみ上げてくるものがある。