歌詞のようなタイトルになりましたが、私が“幸せ”とは何だろう?と考えた時のことについて書きます。
この写真は、高校生の時に貧困と災害について学ぶために訪れたフィリピン研修での一枚です。この時、私は初めて、いわゆる開発途上国という国に行き、日本とは異なる教育の現状を目の当たりにしました。道や校庭は舗装されておらず、また教室の中も暑かったです。私たちは、子供と一緒に折り紙や竹トンボ、縄跳びといった日本の遊びをしました。その後、もってきた文房具を配りました。すると、子供たちは、文房具を持っている人に群がって行き、1人1つと言っても1人で何個も持って行ったのが、印象に残っています。
また、近くのゴミ山でスカベンジャーをしている方、火山灰でレンガを作っている方にお話を聞きました。家族、子供たちにご飯を食べさせてあげるため、生計を立てるために働かれていました。実際にその家族は、トタン屋根の小さな家で生活していました。
その中で、一番印象に残っているのは、出会った人々が“笑顔”だったことです。私たちの生活と比べると決していい環境ではないので、幸せではないだろうと思っていました。しかし、人々は、その環境の中で“幸せ”に暮らしているんだと感じました。一方で、私たちが訪れていたから“笑顔”だったのではないか、また、その短時間のことで判断できないのではないか、という疑問が浮かんできました。
“幸せ”の価値観は人によって異なります。自分がこうだからという理由で、決めることはできないので、その人々に寄り添うことが一番大切だと、この研修を通して考えました。また、これからも“幸せ”とは何なのかについて考えていきたいと思います。
読んでいただきありがとうございました。