いつも、ふざけてばかりの僕ですが、今回だけは少し真面目に僕が思ってることを書いていけたらと思います。
僕が所属しているsivioという学生団体では、年2回、ラオスで現地調査を行うスタディーツアー(スタツア)というイベントがあります。スタツアでは、実際にラオスの村へ訪れ、sivioが支援した後、何が変化したか、次はどこを支援してほしいか、何が足りないかなどを現地の人々に聞いて調査を行います。こんな人生であまりできない経験を僕は1年生の夏と2年生の夏に、2回も行かせてもらいました。
1回目の夏スタツアでは、正直、現地調査のために行っているという本来の目的を忘れて、ただただ楽しかったらいいやとしか思っておらず、そのまま何にも自分の糧にならないまま、スタツアは終わってしまいました。最終日の夜、キャンプファイヤーを行い、メンバーそれぞれ想っていることを伝える機会があるのですが、そこには「子どもたちの笑顔や勉強を一生懸命、取り組んでいる姿勢を見たらsivioの活動も頑張れる」と熱く語ってくれた先輩や明らかにスタツアで成長している同期がいました。彼らと自分を比べて、とても差を感じてしまったのは今でも鮮明に覚えています。
そんな、1年の夏スタツアを終えて、迎える何か変わらなきゃと思った2年の夏スタツア。今度こそは何か日本へ持って帰ると意気込んだスタツアでした。約1週間にわたるスタツアの中で、僕は1年の時よりも何倍も真剣に積極的に取り組みました。
しかし、何も変わらなかったと僕は感じています。
確かに、ラオスの子どもたちは本当にみんなかわいいし、積極的に授業を受けている姿勢には胸が打たれます。でも、それだけでsivioの活動を頑張ろうとはなかなか思えませんでした。日本の子どもたちだってかわいいし、日本にだって、教育環境が整っていない家庭は数えきれないくらいあります。じゃあ、なんでラオスよりも近くにいる子どもたちのために支援しないのか?自国の教育環境を完璧にしてから外へ目を向けるべきじゃないのか?などと頭の中が混乱してこんがらがってしまい、ラオスの子どもたちのために日本で活動を頑張るとは2回目のキャンプファイヤーでも口にできませんでした。
2年のスタツアが終わり、半年が経ち、現在にいたります。僕たちはなぜ、ラオスに支援しているのか、まだ僕には答えが出せていません。しかし、2回のスタツアで感じたことがありました。それはsivioがとても素敵で、楽しい団体だということです。そして、僕の周りにはラオスの子どもたちのために活動を頑張れるという素敵なメンバーがたくさんいるということです。人の価値観は人それぞれで、先ほどの自分の考えとメンバーの考え、どちらも正しいと本気で思っています。また、僕はメンバーがスタツアに行って成長している姿が大好きで、そのメンバーの姿を見て、僕自身sivioの活動を頑張れると思っています。
なので、僕は ラオスのことを想えるメンバー を 想える副代表でありたいと常に心掛けています。
いつも、様々なことを通して成長しているメンバーには鼓舞されて、支えてもらっているので感謝の気持ちしかないです。
自粛生活が終わり、またみんなの頑張っている姿を見るのが待ち遠しいです🇱🇦
finish!!