デザイン思考の授業で自分で架空の会社を考えて、そこからロゴやイメージキャラクターを発案する企画で制作したキャラクターとロゴを紹介します。頑張ったので見てください。
【会社概要】私が考えた会社の名前は「株式会社ツクッテ」。
概要を簡潔に言えば、個人/少人数グループのクライアントさんと会社と契約/所属している多方面のクリエイターさんを繋ぐ仲介業者の役割をするクリエイティブ業の会社です。
ただお仕事を提供するのがこの会社の目的ではなく、真の目標は、「絵が描けない/文章が書けない/作曲ができない/ゲームやプログラムを作れない/イイ感じのグッズを作れない……」などといった弊害を全て取っ払って、すべての人が思うがままにもっと創作活動を楽しんでもらうことにあります。創作活動の促進ですね。
会社の名前の由来も「好きに作って!」という願いが込められています。
具体的な目標イメージを挙げると、
○趣味目的で制作依頼を出す際に、何となくある「敷居の高さ」を無くす(金額が思ったより高い/メールやDMを送る勇気がいる)。
○クリエイターさんが気軽に実績作りが出来るようにする。
○クライアント/クリエイター問わず、活発に創作活動をすることで、より沢山の素敵な創作作品をこの世に増やしていく。
この3点です。
何故こんな会社を考えたかというと……誰もが本当に素敵なアイデアを考えることは出来るのに、様々な要因から来る「できない」という弊害によってお蔵入りになってしまう事って、すごくもったいないし悲しい事だな、って思ったからです。
創作でも、自分が考えたストーリーの読み物が見たい/ゲームやってみたい/イメージソング聞きたい……そんな"ちょっと思った夢のある願望"を、「仕事レベルでもないし、趣味として出力する能力も気力もないから」と言って、諦めてしまう姿を見る度に切なくて……何より絶対素敵に感じるようなもの、「私が見たい」。だから実現してほしい。そんなエゴからこんな架空の会社が生まれました。
……と言っても、現実的に考えれば実現がとても難しそうな会社だな……というのは勿論思ってますし(そんな創作を夢見る人にとってまさしく天国のような会社、出来るのならとっくにありそうなので)
先生からは「ロゴとキャラクター発案がメインなので架空の会社概要はここまで詰めなくていいよ」と言われました。それはそう。
ここまで背景となる会社概要を長々と語って、ようやくロゴとキャラクターの紹介に入れます。こちらです。
【実際に提出した企画書】
【ロゴ】
制作するにあたって、デザインは全体的にソフトなイメージにして、ロゴの中に何か思いついたような表情と、会社名に込めたメッセージ性が強調されるように、創作活動から連想されるペンをビックリマークを見立てて取り入れてみました。
色は制作依頼における敷居の高さを無くしつつ、品質が保証された安心感を持たせるため、親しみやすい青みがかった緑のベースカラーに自然に前向きな気持ちになれる黄色がかった緑をプラス。
カラーバリエーションはサイトに掲載する際に季節感が演出できるように、秋バージョンと冬バージョンを作ってみました。
【キャラクター】
○メインキャラクター
【イラスト・漫画イメージ担当】つくってちゃん
○サブキャラクター
【音楽イメージ担当】かなでくん
【小説・脚本イメージ担当】かいてちゃん
【ゲーム・システムイメージ担当】つくるくん
【グッズ制作イメージ担当】つくみちゃん
イメージキャラクターはサービス内容がイラスト・漫画・小説・音楽・グッズ制作と多岐に渡る為、イメージキャラクターの数を増やし、それぞれ担当を決めてあげることで、ちょっとした世界観を作って幅広いコンテンツ提供が出来る印象で制作。親しみやすさと描きやすさも優先して、服は現代服にして見た目の装飾はシンプルに、尚且つ今の時代に馴染むような色やデザインの組み合わせを意識しています。
ロゴとの統一感を出す為に、ロゴの色も積極的に取り入れるようにして、ロゴの頭文字のマークと作って!書いて!といった創作活動を促す言葉を必ずどこかに入れるようにしています。名前も○○作って!描いて!みたいな語感で見た目の特徴とセットで覚えやすいように考えました。設定は特に突き詰めず簡易的につけています。
コンテンツ展開は
○広告目的でのイラスト/漫画
○公式サイトの挿絵
○ファンアートやイメージキャラクターを題材とした作品制作コンテスト
を想定。創作活動を盛り上げるのにコンテストとか開いたら面白そうですよね。
この企画書を出したら先生から「努力しているのが明確に伝わるので褒めざるを得ない」と言ってもらえました。やったあ!
1から考えるのは難しくてかなり悩みましたが……興味深さも同じくらいあり、他の人の企画案も見てて企画書のまとめ方やアイデアについて学ぶことも沢山あったので、とても有意義な課題だったと思います。