粛々と

こんにちは。お久しぶりです。今後ともよろしくお願いします。宮 菜摘さんからバトンを頂いた、井口 元秀です。​宮さん、素敵な記事をありがとうございました。知識が豊富と言われて気恥ずかしい限りですが、小中高から今もなお環境に​恵まれたおかげで​形作られたものなので、周囲の人たちに感謝したいです。でも実は知識の幅としては偏っているので、もしクイズ大会で上位を狙おうとすると先輩方や野澤君が強敵になるだろうなと思います。

 宮さんが記事の中で触れていた大学生活のコツ、僕は宮さんほど器用に出来ていない人間なので「耳が痛いな​......」と感じながら読んでいました。元々彼女はアーチェリーが上手な方でしたが、それに驕らない地道な努力が功を奏して、今や女子の中で一、二を争う実力をつけている尊敬すべき人です。明学の法・法学生の常でいつも忙しくしているのに、これだけ実力を伸ばせるのはひとえに彼女自身の努力の賜物だと思います。女子のポイントゲッターとして、目下リーグ戦での活躍を応援したいなと思っています。

そんな宮さんの記事はこちらから↓
https://pando.life/meigaku_archery/article/126477​​​

最後の学生生活を最高のものに‼️

宮 菜摘
明治学院大学体育会洋弓部




​ さて、大学で2年間を謳歌した僕は​、もうじき大学3年生となり、大学では卒業論文執筆のためゼミ活動が始まり、部活動では中核を担う学年になり​、人として自立していく分岐点に立つようになります。人と人は支え合って生きていくものですから、自立した人は誰かを支えられるようでなければ話になりません​そして自立するためには、体育会部活動は格好の場であると​最近気づきました。​今回の記事では、そうした自立の先駆けに2年間のアーチェリーを振り返って、アーチェリーの楽しみ方の変化、そして第60代でつくりたい雰囲気と自分の役割について備忘録を兼ねて書こうと思います。




アーチェリーの楽しみ方の変化

 まず去年の心境とは大きく変わったなと思うものに、「アーチェリーの楽しみ方」があります。去年までは「全て自分の責任」で矢を的に届け、自分だけの高得点を挙げる快感を味わっていました。しかし、リーグ戦を経て自分が主戦力として数えられるようになると、自分の矢が「チームの重み」を持つようになり、同時にチームの矢が自分の喜びを乗せるようになりました。​もちろん、個人戦でも自分の中に喜びが起こりますが、チーム戦では段違いに喜びが増すことに気づきました。自分のためだけに射てるアーチェリーだけでなく、チームが思いを乗せて射つアーチェリーの楽しさを見つけることができました。




第60代でつくりたい雰囲気と自分の役割

 これまでの僕たちは明学アーチェリー部にとって新参者で、既にあったコミュニティに参加する形でルールや決め事に頑張って従っていく立場でした。初めて部員として全体練習をした時を思い出すと、​当然失敗したり先輩に多々迷惑をかけていたりし​ました。しかしそんな時でも、先輩方は逐一僕たちをそれぞれの形で諫め、ヒントを与え、送り出してくれました。暖かく迎えられた居場所で、伸び伸びと射つことができたのも、その環境を提供してくれた先輩方が居て初めて成立します
 これからは僕たちが提供する番になります。明学アーチェリー部が、これから来る人の部活の場に、居場所に、ホームになることになります。そしてそのためには、やはり上級である僕たちはアーチェリーに向き合って​いなければなりません。上手い下手も多少は関係がありますが、自分で向き合った分だけ上達するこの競技には、しっかり向き合える環境とちゃんと向き合っている先輩が必要です。野澤君や武藤君、琴水さんや宮さん、恩田さんは部の運営から、長尾さんや小松さんや須釜さん、高本君や倫ちゃんは運営を円滑にするための下支えとして、そして僕や治勇は信頼できる射型の指導者として、部員全てがアーチェリーと向き合える環境をつくることが求められると思っています。
 その中で、僕は誰もが本気になれる部活にしていって欲しいと思います。新しいことが目白押しな大学生活の中で、一体どれだけの人がアーチェリーに真摯に向き合えるかは分かりません。しかしそんな中でも、上級のアーチェリーへの向き合い方を見て本気になれる雰囲気をつくっていきたいと、僕は思っています。





 正直新しく居場所を提供するよりも、新しい場所に入る方が数倍楽しいと思います。僕がこの2年間そうであったように。ただ、僕たちは新しい場所を新たな人に開くことで、自分が貰えていた恩恵を次の世代に繋げることができます。
 僕たちはもう大人になる時が来たんだと思います。目新しいものもないかも知れません。しんどくて、責任ばかりが重くて、しかし新しい人に居場所を与えられるこの部活で、あと1年ちょっと、粛々とアーチェリーに向き合っていきましょう。



 ​僕の記事はこのぐらいにして、次の人へリレーを繋げたいと思います。お待たせしました。明朗闊達でありつつそのトーク力や白眉龍が如き熱意を秘めたる小松 日菜さんに​お願いします​。​最近明学の射場には彼女の名を冠する島が出来ました。​小松さん、面白い記事期待してます。


最後までご覧頂きありがとうございました。


記事リレーⅣ
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