どうも、こんにちは。2年生の高橋と申します。
今回は練習中の技術指導で幾度もお世話になった、4年生の甲斐先輩から次の記事を託されました。
お題は…『自分の目指すもの』
なるほど難しい。(投げやり)(ちゃんと書きました)
普段はこんな風にまじめに考えを述べることはしない私ですが、心を込めて書きましたのでよかったら見ていってください。
さて、自分の目指すものと聞かれたらみなさんはどう答えるでしょうか、部活に関わることなので、
「個人で点数を伸ばす!」、「女子1部リーグを目指す!」
などがまず浮かぶものでしょうか。
うーんかっこいい。
自分の目指すものを聞かれたときに臆せず、高みを目指すことと答えられる人って、きらきらしていてかっこいいですよね~(媚売り)。
ただ私はどうやらその部類ではないので、ここでは
「どんな人でも見捨てられない本当のチームを作ること」
をテーマとして自分語りしようと思います。
え…ちょっとかっこいいこと言ってるじゃんこの人と思ったそこのあなた。
かっこいいことを言いました。
ここまで記事を読んで、「自分の目指すもの」と聞かれたのに
チームについて答えるのかと疑問に思う方がもしかしたらいるかもしれませんね。
この疑問に答えるとしたら、単純に私が「チーム」という集団が好きだからというのが答えになります。
人間の集団ってとっても面白いですよね。
人が集まるというだけなのに、その人数によって特性が次々と変わり、
人数が多くとも、たった一人の人間でがらりとその様子を変えてしまうことさえあります。
そして、まとまった集団の力というものは果てしなく強大です。
それは必ずしも良い結果を招いてはくれません。
集団を形成する人間は個人とは比べ物にならないほど残酷になります。(…ナチスドイツ、とか、ね)
長々と説明しましたが、
難しいからこそ皆が能動的な集団という、稀有な存在になることに価値があると思います。
すごい真面目なこと書いちゃいましたね、ブラウザバックはしないでください。
ここからは、「えー、そんな凄い集団になるには何が必要なんだろう~!」
と私が煮詰めた超個人的(←重要)な考えを書いていきます。
そして結果的には、この考えがお題の『自分の目指すもの』に繋がっていきます。
本当に個人的な考えなので、「あ、それいいなぁ」って思った方はどうぞ持ち帰ってください。
決してこの考えが正しいと伝えたいわけではありませんよ。
では、具体的にどうすればみんながいきいきした集団になるのかな、と。
実は、「皆が安心感を持ち、能動的になれる状態の集団」には、「作業集団」という名前があります。
私はこの作業集団が大好き。
勘違いしてほしくないのが、作業集団は、一部の人が張り切って綺麗ごとを並べ、その場限りの思い出を作るような、
また、少数の人間には目をつむり犠牲にすることで、多数の人間が半ば不安で神経質になりながらもいつ崩れるとも分からない優越感に浸っているような集団のことではありません。
(鬼のように集団に対して嫌悪感を持っていますね、こわ。)
あくまで、チームに所属する全員が不満も不安もなく、
むしろチームでいることが個人の利になるような集団のことです。
ここで私が重視したいのは、「少数の人を見捨てないこと」です。
これがものすごい個人的な考えになってきますよね。
余談ですが私は大学に入るまではずっと文化部でした。そんな私が体育会に入って思った感想は、
点数が伸びないと驚くほど気分が落ち込む。ってことです。
その影響はすさまじく、顔は死に、言語を失い、遠くを見つめ始めます。
は?甘えてるんか?って思わないでください。
私には文化部ではなにかを作り出すことはあっても、それを数字化する経験がなかったのでなかなかきついものでした。
話は戻りますが、私の言う少数派の人は、自己開示に臆病になっている人です。
で、実はこれは自分自身に言えることです。
先ほど私は、点数が伸びないことですごく落ち込んだと書きましたが、
その気持ちを部活で打ち明けられることはありませんでした。
自己開示できてないですねー
もちろん先輩方とは本当に仲良くさせていただいております。
ただ、自分は弱気に思われたくなくて先輩方には点数のことで辛い思いをしていたことは
あまり言っていなかったように思います。
結果的にこれが影響して、競技に対してのやる気が落ちてしまうことが多々ありました。
そして、私と似たような方は言い出せないだけで過去にもいたのではないでしょうか。
(いや分かりませんが)
言いたくても言い出せない少数の人というのは、点数のこと以外でも存在するでしょう。
意見を否定されてしまうのが怖くて意見を隠している人、
集団に対してトラウマがある人、
そもそも人間を信じられない人、などなど
一般的な方は「なんでそんな考えになるの?」と思ってしまうかもしれません。
ですが世の中には一定数はいるのです。
身近な例でいえば、大学入学以前の小中高の「クラス分け」システム、その中で作られるいわゆる「友人グループ」思い出してみるとなんとなくの付き合いで、学年が上がった瞬間話さなくなってしまったことって誰しもありますよね。
その集団こそが、自己開示をできていない状態と言えます。
作業集団は、簡単に言うとチームの全員がこの自己開示を、なんの恐怖感もなく行えるグループです。
この状態になるには本音を隠している人の自己開示が必須です。
チームに入るのであればどんな人でも全員が満足できるチームに私はしたいと思います。
本当の気持ちを我慢させ続けて最後まで心を開かずじまいではもったいないですよね。
どうせなら長い年月を満足した状態で過ごした方がお得です。
ここまで長文を書いてきましたが、結局「私の目指すもの」というのは、
『全員が安心して本音を語り合えるチームづくりの、ほんのひと支え』になることです。
偉そうなことを言って実際行動できているかはちょっと分かりませんがね、
言うのはタダという言葉もありますし。
慎重になりすぎず、時には気軽に言うのも大切ですよね。
以上!高橋莉花でした!
うーん、長かったですね。最後まで読んで下さっていたら嬉しいです。
最後に、この記事で書いた「作業集団」という言葉は明治学院大学心理学科教授の杉山恵理子先生が講義で教えてくださったものです。権利云々を考慮し、出元を明かしておきます。
次のバトンは、かの有名な、3年生の佐藤悠先輩にお渡しします!!
お題は、「この部活に入って成長できたこと」でお願いします。(click‼)
お家時間?ん、部活時間!
いやー、これは乞うご期待ですね!!楽しみだ!!!
では、お付き合いいただきありがとうございました!失礼します。