明治産業のこれまでとこれから。歴史を振り返る

創業当時 はじまりは小さなガス屋さん

昭和30年代、父である明永芳光によってLPガス小売業として当社は創業されました。

幼いころは、父が事業をやっていたので知り合いの社長さんなどが家に遊びに来ていました。
みんな明るくパワフルで、服装もオシャレで、お腹なんて出てなくて。そんな大人に囲まれていたからか、子供ながらに『仕事って楽しいんだろうな。早く、僕も大人になって働きたいな』と思ってました

そんな憧れを抱き、就職は東京・丸の内でサラリーマンになる道を選択しました。

そんな中、僕が25のときに父が急逝し福岡に戻ってきました。
家業を継ぐ気などさらさらなかったのですが、サラリーマンを2年で切り上げ明治産業の経営に携わることになりました。

ガスの地道な営業活動

最初のころは、まず利用者を増やさないといけませんので、私自身営業マンとして「ガス買ってください」とひたすらに地域を回っていました。

でも、今使っているガスを乗り換える理由なんてないですから、全然売れなくて。
「どうしたら売れるかなあ。。。」と頭を悩ませながらも営業を続けていた結果、どうやらオーナーさんは土地情報を欲しているのだと知りました。
不動産会社の方に土地情報を聞き、何度も何度もオーナーさんの元を訪れ続け、地域の皆さんに可愛がっていただき徐々にガスをご利用いただけるようになりました。

ガス事業から、リノベーション事業へ

しばらくしてガス事業を通じて知り合ったあるマンションのオーナー さんとの話の中で知ったのですが、建物が古いと入居者が集まらないので、古くなった物件を解体する」というのです。

当たり前ですが、当社がガスを供給しているマンションが解体されてしまえば、当社のガス利用者が減ってしまいます。
ですから、このマンションの空室問題は当社としてもかなりの痛手でした。

そこで空室問題への解決として始まったのがリノベーション事業です。
当時はリノベーションという言葉も そこまでメジャーではありませんでしたし福岡ではまだ前例のないやり方でした。

ですが快くオーナー様が承諾して下さり、まずは1室のリノベーションを行うことになりました。
知り合いに腕のいいデザイナーがいたので、内装をレトロモダン調にしてみたところ、なんと入居者が予約待ちにまでなったのです。

オーナー様の喜んだ表情が嬉しくて、事業を多角化しようと思った

オーナー様が喜んでくださったことが本当にうれしくて、
「ああ、ガス事業だけでやっていかなくてもいいんだ。人のお役に立つ仕事がしたい」
そんな風に思ったことが、現在の明治産業に繋がっています。

明治産業の社員には、決まった仕事をしてほしいとは思っていません。
「お客様はどんなことをしたら喜んでくれるかな?」そう思って仕事をしてくれれば、手段など何でもいいのだと思っています。

私たちの目指す会社は、福岡で一番明るくて人のお役に立てる会社。
「住のソリューションプロバイダー」を目指しています。

例えば、入居者が高齢化して修繕費用が出せなくなって、修繕が行われなくなってしまっているビルの修繕問題、ガソリンや電気 のCO2問題など、世の中の取り組むべき課題であり、明治産業がやるべき事業は山ほどあります。

世の中の課題に目を向け、人のお役に立てることに全力で取り組んでいきましょう。