51号発行、そして引退

こんにちは。朱音です。

51号発行しました!
今回はこぐまと一緒にテーマ発案者でした。私は0→1より1→10が得意なタイプでアイデア出しは苦手分野。なので、本当に珍しいことです。みんながモヤモヤ〜っとしている話し合いの中で「これだ!」を生み出せた瞬間は、嬉しかったなあ。大特集を担当させてもらえて、小特集の案もたくさん出て、最後の最後で湯上がりトークにも参加できて…。なんだかThe・集大成っていう感じでした。贅沢だ。

今号では、大特集「まだ青いわたしたち」のデザインを担当しました。4ページで責任重大なのでドキドキ。自分の作品が何千部も印刷されるのには、未だに慣れません。

青は青でも、色の青ではなくて、未熟さの「青」にまつわる特集でした。だから、安直に青いページにはしたくない!という思いは明確にあって。それが反映されたデザインにできたのではないかなと思います。文章がメインでスペースにゆとりがあったので、どうしたらいいかわからなくなって、走り出しはかなり迷走してしまいました。初めは撮影を頑張る!と意気込んでいたのですが、結局あまり具体的な像を出さない方向性になりました。個々人の想像の余地がある方がいい特集かな、と思って。…というのは建前で、本当は撮影スキルが足りず満足のいく素材を用意できなかったんです!!(;;)まあ、それも私の「青さ」ということで。21歳、まだまだこれからですから!
イラストをラフなクロッキー調にしてみたり、原稿用紙やぼんやりとした写真も入れ込んでみたり…。なんとなく思い出のワンシーンを振り返っているような雰囲気が出ていたらいいな。

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いや〜、mocoのみんなと出会ってから、本当にあっという間の1年半でした。ここで学んだことは沢山ありすぎて書ききれません。文字情報のパワーと写真やイラストなどビジュアルのパワー、その双方を実感できましたし、取材先や依頼主をはじめとしたいろんな方との関わり方もいい勉強になりました。あとは、歴史のある団体の強みも感じましたね。やっぱり、個人とはできることの規模も幅も違う。大学生って、そういう当たり前のことを少しづつ実感していく期間なのかもしれません。
何より、活動的で個性も人それぞれの、素敵な仲間に出会えてよかった!先輩も、同期も、後輩も。私は、すぐに口を挟むワガママお節介野郎でしたね。ごめんね。お世話になりました、ほんとに。

これからはいち読者です。毎年新しい子たちが入ってきて、どんなmocoを作ってくれるのか。とっても楽しみにしています。紙媒体にとっては厳しい時代になっていくような気もするし、その反動で逆に盛り上がっているような気もするし。どんな世の中になるのかはわからないけれど、その時々に合った方法で発行し続けてくれたら嬉しいな。

それでは。

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