模擬国連の流れ②

国選び

この記事は「模擬国連で扱うテーマについて」の続きです。

模擬国連で扱うテーマを決めたあとは、模擬国連に参加する国を選ぶ作業に入ります。規模にもよりますが、通常10ヶ国とちょっとの国を、以下のようなことを検討しながら選びます。

・国際社会におけるパワーバランス・・・いわゆる大国とそうでない国をバランスよく選びます。先進国も途上国も様々な国の意見、立場が反映されるのが模擬国連の場です。

・そのテーマに対する立場・・・例えばテーマが核であれば、核廃絶に賛成の国を何ヶ国、反対の国を何ヶ国、おそらく棄権するだろう国を何ヶ国、、、というように、立場が偏りすぎないようにバランスよく選びます。また、こことここの国は協力できるな、とか、こことここは対立するだろうな、など、国々の協力関係、対立関係も意識しながら選びます。

・地理的なバランス・・・ある特定の大陸や州の国からたくさんの国を選ぶことを避けます。世界中のいろいろな大陸や州のいろいろな地域からバランスよく選ぶことで、より多様な議論がなされるようにします。

・リサーチのしやすさ・・・あるテーマに対してその国の文献がどれだけあるかも考慮します。基本的に先進国の方が調べやすく、途上国はリサーチしづらい国もあります。極端にマイナーな国は文献がほとんどないことがあるので基本的には選びませんが、あえて選ぶこともあるみたいです。

それでは、また次回!!