設定
夢を諦めて自殺した主人公「雛川 儚」の「絵本作家」という悲願の夢が儚く散っていく心象を表現しました。
頂いた資料では彼岸花というモチーフは表立って使われていませんでしたが、死をイメージさせること、それに関連して花言葉の中に「悲しい思い出」「諦め」といった彼女の夢との関わりや赤髪という設定とも絡めてメインのモチーフとして使いました。
舞台となる街が夕焼けの街であり、彼女を襲う存在の名前が「夜」であることなども背景のグラデーションで表現しています。（第2 、3 案目（画像4、5枚目）に描かれているものが『夜』です）
背景を埋めるアイテムは生前、彼女が持ち歩いていたものです。左上のシワだらけの紙は進路希望調査票です。「絵本作家」と記入されていましたが親の反対を受けて黒のクレヨンでぐしゃぐしゃに塗り潰した、というエピソードから黒のクレヨンを1 本だけとても短く、小さく描いてあります。
2019年9〜10月製作
製作時間：60時間
使用ソフト：ibisPaint/MediaBangPaint/illustrator/Photoshop
