夢幻の塔にて

志望職種
ゲームグラフィック(2Dデザイナー)志望

学科
ゲーム・CG学科 ゲームグラフィック専攻


作品タイトル
夢幻の塔にて


作品画像
作品の概要
『メビウスの輪』

永遠に続く

終わりがない

終わりが見つかるまで彷徨う
と言ったような、終わりのないダンジョン探索のゲームを連想しました。
 また、裏表が存在しないというところからエッシャーの騙し絵をイメージして制作しました。
 主人公の相棒キャラクターにトカゲを選んだのは、尻尾を切っても切ってもまた生やすという特徴から採用しました。(エリマキトカゲになったのは主人公と並べた時に見栄えが良かったため。

〜あらすじ〜
古の塔の内部であるダンジョンの中で目を覚ました主人公は、名前以外の全ての記憶を失っていました。彼はダンジョンの中で偶然拾った謎の魔道具、「永遠のランタン」を使いながら、なぜか着いてくる相棒の「トカゲ」と共に、トラップやモンスターを退けながら出口を目指します。そしてこの旅を続けていくうちに、彼はこの塔の恐るべき秘密と自分の正体を知ることとなるのです。

〜設定・世界観〜
・壁画のような物と扉、鉄の柵が描写されている理由
 ...あらゆる時代のものが混合していることを表現。

・永遠のランタンとは
 ...ダンジョンの仕掛けを動かしたり、主人公が致命傷を受けても復活するための、不思議なランタン。とっても便利。

・このイラストのコンセプト
 ...壁、床、天井といった探索範囲が無限にある、果てしなさを感じさせたかった。また舞台が遺跡でもあるため、静かな孤独感を表現した。


〜全体のストーリー、ネタバレ(蛇足?)〜
 古の塔は何千年もの大昔、天災に苦しむ古代人達が天災を引き起こす暴虐な神を殺すための武器でした。人々は神に対抗するべく全ての魔術の粋を尽くし、あらゆる時代の文明を呼び寄せ、その文明から得られるマナ(あらゆるものに宿っている魔術の素のこと。)を集め神に攻撃しようと画策し、成功したのでした。(進化した文明のマナとは人工物のマナであるため、超自然的存在である神に対し驚異的な威力を発揮した。人間の文化が進化するにつれ、神を信じる人が減ることと同じような現象。)
 しかし、その塔の力は魔術を使うような古代人達にも否応なく発揮しました。そう時が経たないうちに、古代人達は塔から発せられるマナや、文明を呼び寄せる際に発生したダンジョンのトラップ、モンスターによって死滅しました。
 目的も主人も失った塔は、永遠に新しい文明を呼び寄せるばかり。このままではこの世界自体に悪影響を及ぼしかねません。しかし古代人達はもしものために、とある道具を用意していました。それが「永遠のランタン」で、持ち主が脅威的なトラップやモンスターに対抗できるようその場のマナを利用し、永遠に死なないようになる造りとなっていました。その持ち主である主人公は、古代人が用意した塔の破壊を目的としたロボット。トカゲは塔が生み出したモンスター。しかし数少ない自我のあるモンスターで、また塔の「終わりたい」という意思でもありました。そんな彼は自らの破壊をさせるべく、主人公と行動を共にするのでした。

使用したスキル・実作業時間
使用ソフト:CLIP STUDIO PAINT
実作業時間:約38時間

メッセージ
 私はキャラクターデザイン、背景含めた2Dグラフィックの仕事に企業の一員として携わることを目標にしております。多くの人の心を掴むような、魅力あるイラストを生み出せるよう、これからも精進して参ります。

公開年月日
2021/09/27

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TGS2021オンライン&NDG
56件
山本 一樹
2021.12.24

素敵な作品ですね!
世界観が強く伝わってきました!

主人公のこれからの新しい冒険に向かっているというものを感じました!

幸島 ゆり
2022.05.10

ありがとうございます!!

No Name
2021.12.07

作品拝見しました!きれいなイラストと練られたストーリーに続きを知りたくなりました!

幸島 ゆり
2022.05.10

ありがとうございます!!