私がボランティアにかける思い

 こんにちは。広報局6代目松川丞です。今回は少しビジョンを掘り下げながら自分がこのボランティアにかける思いを伝えられればなと思います。

私は昔「将来の夢」というものはありませんでした。正直、何をやろうとしてもどうせうまくはいかないと考えていました。今思うとかなり将来についてネガティブだったと思います。
そんな時変えてくれたのは部活内でドキュメンタリー制作のため目の見えない人にインタビューしたときのその人が発した言葉でした。

「多くの人は世界や僕たちのことを自分の考え方やとらえ方の入った色付き眼鏡で見てしまう。でも、僕たちはそれをしてはいけない。同じ境遇、形は違っても僕たちのような人たちがかわいそうだとか思ってはいけない。僕たちは多くの人よりも客観的な判断がしやすいのだから普通の眼鏡で世界を見ていこうと私は思う。」

私はその言葉を聞いてから周りの嫌味やあきらめを無視して「将来、自分の持つ考え方やとらえ方を大事にして、普通の眼鏡で世界を見れるような人になりたい。そして自分にしかできないことをしたい。」と思うようになりました。

そうして大学生になり、ボランティアを始めました。

ボランティアを始めて約1年が経ちました。このボランティアの仲間たちは自分の持つ個性やとらえ方を受け止めてくれて、また、一人の人間としてかかわってくれているので今日までやめようとも思ったことがなく続けられています。

カンボジアの子どもたちはよく「貧しい」とか「かわいそう」だといいます。でも、今の状況はきっと彼らからみたら「幸せ」の一部分なのだと思います。

だからこそ、その「幸せ」を大きくしていくために、より質の高い「幸せ」を提供するために私たちがいて、支援に協力していただいている皆さんがいるのだと思っています。

現在コロナの影響でいろいろうまくいかない部分もありますが、こんな状況だからこそ「今自分に何ができるのか」を大切に日々を仲間とともに生きていきたいと思っています。

ここまでお読みくださりありがとうございました。