「大切にしたものからしか、大切なものは得られない」

平素より西南学院大学女子ラクロス部に多大なるご支援とご声援を頂き誠にありがとうございます。

4年スタッフの加藤芙実です。

我々女子ラクロス部が日頃から何不自由なく活動できているのは、OB・OG、学校関係者などの様々な人の支えがあってだとこの4年間活動してきて強く感じました。
この場を借りて感謝申し上げます。

またこの1年間「全学必場」という目標を掲げ、活動してきた私達を支え、応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。

このブログでは私の4年間を少しだけ綴らせていただきます。拙い文章ですが、お時間のある方は最後まで読んでいただけると幸いです。

私にとってラクロスとの出逢いは奇跡的な物で、あの時あの人が勇気を持って行動してくれなかったら、ラクロス部員の皆さんの協力がなかったらきっと私はラクロスに関わることなく、また違う人生を歩んでいたんだろうと思います。

私がラクロスに出会ったのは4年前の8月、サマーの助っ人として1か月だけ参加し、ふみちゃんと呼ばれながら練習に参加していました。急な週4回の活動になんとかついていきながら、誰よりも練習しなければと思い、一番朝早くに来ていましたが、毎回それよりも早く来て、グラメやグラウンド状況の確認をされていたまちさんの姿は、今でも私の追い続ける背中です。

そんな日々を過ごしながら1か月後たくさんの方から素敵すぎる言葉や贈り物をいただきラクロスから離れました。1か月ほぼ毎日クロスを持って生活していた日常が、突然なくなってしまった、今日なんでクロス持ってないんだろうと焦ったり、今グラウンドに行ったらみんなに会えるのかなと考えたり、自主練しても一人ではラクロスできないもんなと思ったり、私はこの期間があったからこそ、これまで部を離れる選択を選ぼうとしなかったんだと思います。当時はまだうっすらとしか気づきませんでしたが、きっとかけがえのない物を失ったら、日常にぽっかり穴が空いたようなそんな気持ちになるんだと思います。そして私にとってその穴を埋めるのは入部という選択でした。

入部してからの日々は本当に濃く濃く濃い今の私を形作る経験ばかりの日々で、辛い日苦しい日上手くいかない日やりたくない日何度となくありましたが、それ以上に上手くできた日あと一歩を頑張れた日笑いあった日の喜びが私をラクロスの虜にしました。振り返ると、ウィンターで2位になった日、26期の育成が始まった日、あかつきで全国と戦えた日、初めて同期会に参加した日、初めて後輩と自主練した日、北九のみんなと人生初の遠征に行った日、27期の育成が始まった日、組織作りの難しさに直面した日、念願の遠征にみんなで行けた日、みんなの努力が実り始めた日、28期の育成が始まった日、リーグで勝った日、この4年間すべての瞬間が私にとってかけがえのない日々でした。

そんな4年間を通してラクロスで大事なのは結果でなく、過程なのだと私は思います。肩書や名前ではなく、そこに至るまでに何をしたのか、どんな努力を費やしたのか、なにを考えたのか、それこそが一番重要だと。これはこの1年チームを俯瞰的に見れたからこそのことですが、誰にでも出来る事なんてありません。あなたにしか出来ない事しかないんです。だからチームには全員必要不可欠であり、一人一人の意見が大切なチームのピースだという事を絶対に知っていてほしいし、忘れないでほしい。

私は部活を辞めるという選択肢がよぎらない代わりに、チームの中での存在意義を何度も見失う事がありました。一体何が正解なのか分からない、そんな中自分を支えてくれるのは、自分しかいません。だからみんなもそんな時期が来たら、「今自分が一番選びたい道」を選んでみてください。あとは「自分が選んだ道を正解にすればいい」だけです。そのために全力を尽くしてみてください。そうすれば必ずかけがえのない時間、大切な存在がついてきます。挑戦をやめない限り失敗や敗北はありません。

そして最後に今の西南の皆へ、2つ伝えたい事があります、1つ目は今西南は上下の関係性が少しづつ変わってきていると思います。これはどんな捉え方をするのもみんな次第です、だけど1つだけ忘れないでいてほしいのが、自分を大切にしてくれる人、大切な事を教えてくれる人には、年齢に関係なく必ずリスペクトを持って接してください。上下の関係ではなく、本当に大事なのは人と人との関係です。
2つ目は今自分たちが練習できている環境はとても恵まれているものだと知っていてください。今年は特に様々なチームの練習や話を聞く機会があり、多くの悩みや問題を知る事が出来ました。だからこそ今私達がグラウンドで練習できる事、試合が出来る事、共にラクロスを楽しむ仲間がいる事、関わってくださる全ての人に感謝して、これからみんならしく西南女子ラクロス部を創造していってください。
どこまでも応援してます。

コーチさん方へ
新チーム発足から終わりの日まで、本当にありがとうございました。コーチさん方の支えがなければ、私たちのチームの方向性や、指針などはやはり全く別の方向へ向き、1つ1つの大事な勝利から遠ざかっていたと思います。時にはチームを叱咤するお言葉や厳しいご指摘をくださり、私たちの目標に対して、最後までご指導くださりありがとうございました。これからも西南女子ラクロス部の応援をよろしくお願い致します。

25期へ
本当にたくさんお世話になっています。遅れて入部した分、自分にとってみんなは何でも知ってるお姉ちゃんが9人いる感覚で、今もそんな感覚に浸ってる時があります。そのくらい皆の事を一人一人尊敬してます。だからこれからも、もっともっと個性溢れさせていこうね、みんながいたからこそ今年1年は特に大切な年で、今まで単純に考えてた勝つって事がこんなにも複雑な要素から出来ているって事を知る事が出来たよ。本当に大切なものをどうやって得る事が出来るのか教えてくれてありがとう。

26期へ
本当にたくさんお世話になっています。皆と過ごした時間は一番長いはずなのに、まだまだ足りません。もうどうやっても過去には戻れないけど、みんなともっといろんな所に行って、色んな話をしたかったなと思うので、今からでもそれを取り戻しに行こうと全力を使ってみてます!みんなの存在が自分に結果よりも過程が大事だという事を教えてくれました。この気づきがなかったらきっと今の自分はいなかったんじゃないかなと思います。大事な事をたくさん教えてくれてありがとう。

27期へ
本当にたくさんお世話になっています。みんなはもう後輩の枠を超えてきてます。11人で自分の身体の一部なんだと思います。27期の存在は本当に心の支えです。みんなの成長や笑顔は自分の人生の軸を作ってくれるものです。そのくらいみんなの成長や笑顔に支えられてきました。これからも自分たちが大切に蒔いた種を上へ上へと伸ばして行ってください
大切でかけがえのない存在になってくれてありがとう。

28期へ
本当にたくさんお世話になっています。みんなとは出会ってからラクロスのほとんどの時間を一緒に過ごしてきましたね。もう思い出深くて、みんながラクロスしてる時の色んな表情はすぐに浮かんできます。そのくらい時間を過ごしたからこそ、みんなが懸ける想いへの気持ちも大きいです、ウィンターでも4年後にみんながかがける目標でも必ず達成しようね。
みんなにしかなれない唯一無二の存在になってくれて、唯一無二の存在がどんなものか教えてくれてありがとう。

今まで私に関わってくださった方へ
この4年間本当にお世話になりました。りさこさん、OG・OBの皆さん、他大のかっこよすぎて、可愛すぎる同期の皆さん、慕ってくれる後輩の皆さん、九州地区の皆さん、地区超えた繋がりを繋ぎ続けてくれた皆さん、本当にたくさんの経験と、ラクロスの楽しさ、人との繋がりの大切さを教えて頂きありがとうございました。皆さんとの関わりの中で、人として、そしていちラクロッサーとして、多くの成長の機会を頂き、今も頂き続けています。たくさん成長させていただき、本当にありがとうございました。これからも私なりに皆さんに恩返しができるよう、精一杯頑張りますのでこれからもよろしくお願いします。
今まだ戦い続けてる仲間がいます。全力でどこまでも応援しています、必ず目の前の相手に勝てると信じて突き進んで行ってください!応援しています!共に!超越的躍進!



最後に2024年西南女子ラクロス部を応援してくださったすべての方々へ、お礼を申し上げます。ありがとうございました。



ラストリーグを終えて 2024
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