こんばんは!
前回の続編として、今回は「チームの4分類」についてです!
そもそも、チームというのは以下の2つの軸に分かれます。
◎軸①:「環境変化の度合い」
→相手チームの作戦や行動が自チームにどれくらい影響するのか
→接触が多ければ大きい、少なければ小さい。接触が多ければ相手の動きに合わせて自分たちの動きも変えなければならない。
(例)サッカーは相手との接触機会が大きく、戦術もコンマ何秒の単位で瞬時に戦術を判断しなければならないため、環境の変化度合いは大きい。逆に野球は、接触する機会は本塁でのクロスプレーなど限定的で、プレーとプレーの間に監督がサインを出すなど戦術を考える時間はある程度与えられている。そのため、環境の変化度合いは小さいと言える。
◎軸②:「人材の連携度合い」
→同じチームの選手同士の連携がどれくらい必要か
→同じ時間に一緒に競技すれば大きい、しなければ小さいといえる。
(例)駅伝では各個人のタイムがチームの結果に左右されるため、人材の連携度合いは小さい。逆にサッカーは、パスを繋いで繋いで相手ゴールを奪いに行くため、連携が取れていなければパスも繋がらない。よって人材の連携度合いは大きいと言える。
上記の2つの軸を大・小で振り分けると、チームの4
分類が出来上がる。それが以下の4つである。
①駅伝型「環境 小×人材 小」
→他選手との接触はほぼないと言っていい。また、先程も述べたように、各個人のタイムがそのままチームの勝敗に直結することが駅伝型の由来。
(例)メーカー工場の生産チーム。中長期的な視点での生産計画が立てられ、ベルトコンベアーで部品を組み立てていく仕事であるため、密な連携が必要ない。
②柔道団体戦型「環境 大×人材 小」
→組み合って戦う柔道は紛れもなく環境の変化度合いは大きい。しかし、こちらも各個人の勝敗がチームの結果に直結するということが柔道団体戦型の由来。
(例)生命保険の営業チーム。生命保険の営業では老若男女、様々な顧客に合わせて訪問・提案・契約まで柔軟に回していく必要があるが、その流れは1人の営業パーソンが完結させる事が多い。
③野球型「環境 小×人材 大」
→接触プレーの機会はかなり限定的な上、瞬時に戦術を判断する場面も限られている。しかし、打順の繋がり、守備の連携プレーなど1人の実力だけでは試合にはならないということが野球方の由来。
(例)飲食業の店舗スタッフ。店舗の内装がガラッと変わることはあまりないが、店舗内でキッチンからホール、レジに至るまでが一体となってサービスを提供するため、人材の連携が強い。
④サッカー型「環境 大×人材 大」
→接触プレーも多く、戦術の切り替えも瞬時に行わなければならない。その上、11人の連携なくては、ゴールも奪えないし守備も不可能になる。そういった面がサッカー型の由来。
(例)スマホアプリの開発チーム。スマホアプリはランキングが刻一刻と変わる変化の早いビジネスであり、デザイナー、エンジニアなどが密に連携を取る必要があるため。
皆さんのチーム・会社はどれに当てはまりましたか?
この4つの分類が、これから出てくるチーム作りのための選択肢を、最適に選ぶことを助けてくれます!
それでは、今後ははいよいよ、チームの5つの法則について説明していきたいと思います!
3回目の次回は、「Aim(目標設定)の法則」についてです!
お楽しみ!😊