「THE TEAM 5つの法則」③ 〜Aim(目標設定)の法則(1)〜

おはようございます!

「THE TEAM 5つの法則」の要約記事の更新を再開したいと思います!

今回は5つの法則があるうちの1つ目Aim(目標設定)の法則」についてです。これは、チームにおいての効果的な目標設定法についての法則になります。

いきなりですが、よくありがちな誤解を紹介したいと思います。よく、耳にするのが、「目標を確実に達成するのが良いチーム」というもの。たしかに、設定した目標を確実に達成するというのは素晴らしいことです。しかし、それは結果論に過ぎず、必ずしもそれがいいチームの定義となるのは首を傾げざるを得ません。では、どういうチームが良いチームなのか。それは「目標を適切に設定するのが良いチーム」ということです。①の記事でも紹介しましたが、チームにとって重要なのは「共通の目的」です。そして、その目的に対する意識(=目的意識)をどれだけ強く持てるかがチームの善し悪しを左右します。つまりは、チームとして何を目標に設定するかによってメンバーの思考や行動に変化が及び、それが結果として現れてくるのです。

また、その「目的意識」があることによって、それに関する情報をそれまで以上に認識するようになる「カラーバス効果」も見込めるようになります。その目的の為に必要なものが見えてくる(=視野が広がる)ことに繋がるということです。

ここからは、その目標設定について深く掘り下げていこうと思います。大きくわけて、目標設定は以下の3つに分類することが出来ます。

《目標設定の3分類》

A:行動レベルの目標設定・・・メンバー全体が具体的に取り組むべき行動の方向性を示したもの

B:成果レベルの目標設定・・・チームとして手に入れるべき具体的な成果を示したもの

C:意義レベルの目標設定・・・最終的に実現したい抽象的な状態や影響を示したもの

それぞれの特徴として、Aの目標設定は、メンバー自らの取るべき行動を明確にしやすいが、行動目標以外の柔軟なアイデアやアクションが生まれにくい。Cの目標設定は、Aの逆で、派生的なアイデアは生まれやすいが、メンバーの取るべき行動は明確にしずらい。Bの目標設定は、両者の中間に位置します。

ここで重要なのが、自分のチームにはどの目標設定の方法が適しているのかということです。3つの目標設定のうち、どれが自分のチームに適切かは、チームのメンバーの能力レベル・思考力・行動力に左右されます。(以下参照)

Q:チームのメンバーが自ら考え動けるかどうか?

★No→Aを選択

自ら動くことが出来ないのであれば、行動レベルでの目標設定をしなければ、そもそもメンバーは動くことができない。そのため、場合によっては行動をマニュアルレベルまで具体的に落とし込んで目標設定をする必要がある。

★YES!→B or Cを選択

自ら動くことが出来るのであれば、より上のレベルである成果or意義レベルの目標設定が適している。そうすることで、派生的なアイデアやアクションが生み出され、さらにチームが活性化することに繋がる。

参考にして頂けましたでしょうか。最初にも記述した通り、チームに最も適した目標設定をすることがそのまま結果に繋がるといっても過言ではありません。そこでまず知るべきは、目標設定にも3つの種類があるということ。そして、その目標設定方法を適切に選ぶためにはチームのメンバーの特徴を知ることが重要なのです。


今回はここまで!

4回目の次回は、その目標設定がビジネスの世界においてどのように活用され、どのような変遷を遂げてきたのかをお伝えしようと思います!

お楽しみに!☺️

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