「THE TEAM 5つの法則」⑯ ~Engagement(共感創造)の法則(2)~

こんばんは!今回も、「THE TEAM 5つの法則」の記事投稿です!16回目となる次回は5つ目の法則「Engagement(共感創造)の法則」のそれぞれのエンゲージメントの「方程式」についてです!前回の記事では、エンゲージメン(共感創造)の「4P」について紹介しました。それが、「Philosophy(理念・方針)」「Profession(活動・成長)」「People(人材・風土)」「Privilege(待遇・特権)」の4つです。チームにおいてこれらすべてを高めるに超したことはないのですが、それをしていてはコストや手間がかかりすぎてしまいます。ですので、どの「P」に焦点を絞ってチーム作りをしていくことが近道になります。そして、それぞれのエンゲージメント(共感創造)には「方程式」というものが存在します。そちらについて説明していきたいと思います。

まずはその「方程式」についてです。

◆エンゲージメントの方程式

★エンゲージメント=報酬・目標の魅力(やりたい=Will)×達成可能性(やれる=Can)×危機感(やるべき=Must)

 エンゲージメントを高めるためには上記の3つの要素を高めていく必要があります。では、それぞれのエンゲージメントについて具体的に実在する企業を例に、方程式に当てはめていきたいと思います。

Philosophy型=ディズニー

「ハピネスを日本中の人々に提供する」というゴール(報酬・目標の魅力)×「1000万人、2000万人、3000万人の集客」などのプロセス(達成可能性)×ゴールやプロセスへの貢献が少なければ組織に所属できなくなるなどのペナルティ(危機感)

(特徴):それぞれのメンバーの目標がチームの目標とどのように接続されているかというゴール設定が重要になる。またPhilosophyと合致しない取り組みはメンバーから受け入れられにくい。

Professional型=マッキンゼー

「企業を変革するプロジェクトを実現する」というゴール(報酬・目標の魅力)×プロジェクト内の役割をアソシエイト、コンサルタント、プロジェクトマネージャーなどのプロセスに分ける(達成可能性)×自分の役割に見合った貢献がなければ役割が制限されるなどのペナルティ(危機感)

(特徴):メンバーにどのような仕事の機会を提供するのかというアサインメント(役割分担や機会提供)には気を遣う必要があるが、リーダーとメンバーの業務外のコミュニケーションは削減できる。

People型=リクルート

「一体感のある組織を作る」というゴール(報酬・目標の魅力)×職場内の役割をリーダー、マネージャー、ゼネラルマネージャーなどのプロセスに分ける(達成可能性)×貢献出来なければ職場で賞賛される機会をなくしていくなどのペナルティ(危機感)

(特徴):コミュニケーションを多く取る必要があるがメンバーの志向を気にせずにアサインメント(役割分担や機会提供)が出来る。

Privilege型

「年収1500万円になる」というゴール(報酬・目標の魅力)×給与ステップを年収800万円、1000万円、1200万円などのプロセスに分ける(達成可能性)×貢献が少なければ昇給や賞与が少なくなるなどのペナルティ(危機感)

  

「メンバーのエンゲージメントを高める方程式を

チームに埋め込むことが大切だ」

チームの中のエンゲージメントを高めるためには、そのチームの軸にあった「ゴール」「プロセス」「ペナルティ」を仕組みとして埋め込んでいくべきです。逆に4Pのすべてを提供しようとすると、コミュニケーション、アサインメント、ゴール設定などのすべてのコストを大きく負担しなければなりません。そのため、チームとしてどの「P」でメンバーのエンゲージメントを高め、束ねていくか定め、取り組んでいく事が有効になります。

 

◆Engagement(共感創造)の法則~まとめ~◆

○メンバーのモチベーションを上げるためには、エンゲージメント(4P=「Philosophy(理念・方針)」「Profession(活動・成長)」「People(人材・風土)」「Privilege(待遇・特権)」)についての理解が必要。

○チームとしてどの「P」に重点を置くのかを定める。

○その中でエンゲージメント(共感創造)し続ける仕組み(エンゲージメントの方程式)をチーム内に埋め込んでいくことでモチベーション(エンゲージメント)は高まり、チームはより良い方向に進む。

 

これでチームにおける5つの法則がすべて終了しました!!長々となってしまいましたが、是非以前の記事も参考にして皆様のチーム活動に生かしていただければ幸いです!

全体的なまとめはまた後日にしますが、次回からはチームが陥りやすい「落とし穴」について説明していきたい思います!

いつも読んでくださる皆様、本当にありがとうございます!なにか、質問や改善して欲しい点、ご要望などございましたら、何なりとお申し付け下さい!

それでは、次回もお楽しみに!😊

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