私の強みはデザインの創造性とトレンドを捉える力です。学内でのイベント、Dマーケットで展示した作品では、今年流行した「バルーンスカート」を元にワンピースを制作しました。私はVivienne Westwoodがとても好きで、その中でのラブジャケットからインスピレーションを受け、トレンドであるバルーンスカート×リボン×ラブジャケットの掛け合わせで自分風に落とし込み、ワンピースを制作しました.

↑ワンピースデザイン画と完成形

授業の課題でのデザイン画

【初めて制作したワンピース】

私にとって、ワンピース制作は初めての縫製経験で、大きな挑戦でした。服飾の基礎知識がなかったため、最初はパターンのひき方や縫製で苦戦しました。しかし、授業やインターネットなどを使って基礎を学び、授業後も友人と助け合って制作に時間を費やしました。特に難しかったのは、バルーンスカートです。どうやったらふわっとバルーンの様なl形を表現するか何度も試行錯誤していく中で、細かな調節がデザインの印象を大きく左右することを実感しました。最終的にはシルエットが美しく体にフィットするワンピースを完成することができ、ありがたいことに、21世紀アカデメイアによるクロスオーバーサミットに出展することができました。
この経験を通じて、物作りには粘り強さと学び続ける姿勢が大切だと感じました。未経験の分野であっても、諦めずに試行錯誤を続けることでせいかを出せる自信を得ました。今後も新しい技術や知識を積極的に学び、残りの一年半を、将来の夢に向けて、沢山の時間を費やしていきたいです。

　　　　　　自分達で制作したワンピースでファッションショーをした際の様子

【持続可能で個性的なファッションブランドを目指したい】

将来、私は独自のブランドを立ち上げ、時代にあった新しい価値観を提案でできるデザイナーになりたいと考えています。特に自分が関心を持っているサステナブルファッションに取り組み、環境に配慮しながらも魅力的かつ個性的なデザインを実現したいです。
授業で、洋服は及ぼしている環境破壊について学びました。私たちは服を作る立場でありながら、裏で起こっている問題にあまりにも目を向けていなかったことを知り、将来自身のブランドを持ちたいと考えている私は、ファッション業界が抱えている環境問題に取り組みながら人々を魅了するデザインを作ることはできないかと考えました。
当然私一人で解決できる問題ではないですが、私はまず環境破壊の現状を、若者を中心に、ファッションが大好きである人達に知ってもらう活動をしたいと思っています。また、ここ東京デザイナー・アカデミーで学んだスキルを活かし、持続可能で個性的なブランドを立ち上げ、育てて、ファッションを通じて社会にポジティブな影響を与えられる存在を目指します。

【SNS】

メッセージ

最初は、矢沢あいの漫画「ご近所物語」に影響を受け、服飾の世界に興味を持ちました。あの作品の登場人物達のように、自分の感性を服という形で表現できたら素敵だなと思い、服飾を学ぶ道を選びました。しかしこの学校で学んでいると、ファッションの奥深さや可能性に引き込まれて、ただ服を作るだけではなく、そこに込める思いやデザインの力を強く感じる様になりました。今では、沢山の人に影響を与えられるような立派なデザイナーになることが夢となり、そのために日々この学校で学び続けています。