Portfolio制作するうえで考えたこと

始めに

こんにちは。東京デザイナー学院映像デザイン学科、時田雄平です。

今回、人生初めてのポートフォリオ頑張って作ったので、どんな感じで作ったのかというのを記録としてラフに書いていきたいと思います。

時田 雄平 Portfolio 2021-2022

時田 雄平
東京デザイナー・アカデミー (旧東京デザイナー学院)


前提として、僕はこうやって作った、という話であってこの作り方が効率的で正しいという話ではないです。ポートフォリオは個性×作品だと思ってます。

まずはリファレンス集め

ポートフォリオ制作が初めてのことだったのでこの段階はしっかり時間をかけました。Pinterestくん、本当にありがとう。。。。!
膨大なインターネットの海の中、pinterestくんの力を借りてもリファレンス集めは大変でした。「Portfolio」「ポートフォリオ」「포토폴리어」「作品集」色々なワードで検索して参考になりそうなポートフォリオを沢山ピンした後、今度は自分が好きなものだけを抽出してなんで好きなのかを考えたり、自分だったらどうやって考えたらそのデザインをできるかを考えたりしました。

方針の決定

最初に決めたことが「キャッチーな1ページを作る」こと。それに伴って「A4横サイズ中綴じ」にすること。これを決めることが今回のポートフォリオ作りで一番重要な段階だったと思います。

どんなに真剣に読んでいたって1日何百冊も読んでいたら疲れるし流し読みしてしまいます。だからこそ緩急をつけて読者の気持ちをつかむ「キャッチーな1ページ」が必要でした。どうしようかと悩んでる時にリファレンスを眺めていたらポスター作品をページ外まで拡大させて大きく載せているポートフォリオを見かけました。
これを自身の作品で考えると大体16:9の横長映像ですから、大きく作品を見せるために横長サイズに決め、そこでさらにA4冊子でノドをまたいで画像を掲載させようを思い、横長中綴じ冊子に決めました。

大枠と一番の方針は決まり、うだうだ考えていてもアイデアは出てこないので早速制作に取り掛かりました。ちょくちょく細かいルールを足しながらですがね。。

以下細かいルール
・カラーを白黒+1色にすること。フォントを数種類に抑えること。これは統一感をとる為でもありますが、一番は作品集として作品以外のことが目立つことを防ぐためです。
・フォーマットに縛られすぎずに自由に作ること。これは制限して作ろうとしてもアイデアの引き出しが少なくただただ単調なものになってしまうと思ったからです。
・情報は長方形でまとめる。Pinterestでピンをした全ての作品で共通していたことでした。

制作

表紙は内容を象徴するものにする予定だったので後で作ることに。目次は中にページ数を描くか書かないかで変わってくるので後で。ということで作品ページを先に作ることにしました。

作品ページに「キャッチーな1ページを作る」上で参考にしたのは映像をグラフィックデザインに落とし込んでいる代表、映画のパンフレット君、それと雑誌Popeyeです。
この二つから様々な配置を参考にしながら、息詰まったらいろいろ雑誌見たりしながら制作しました。

プロトタイプを印刷しては変え印刷しては変えを繰り返し、中身が決まっていきました。

表紙づくり

この表紙を作った経緯は中身を作ってる最中に「俺全然デザイン知らないな...」って痛感させられたことに始まります。載せる作品を選んでる最中、今見返したら「到底載せられないな...」と思うものが多くて、クオリティも低ければデザインプロセス自体ないようなものも多かったです。さらに今回のポートフォリオ制作も全然上手くいかず一日作業して進んだのは半ページの文字組みだけという日もありました。それでも自分はこの1年で確実に成長してきました。デザインの引き出しは少なくとも、一生懸命やってきました。でもやっぱり随所随所に粗が出てきているかもしれない。そんな思いを抱えながら、これからのデザイナー人生を考えたときに自分をまだ目を出したばかりの双葉だと思いました。
これから何回もポートフォリオを作ることになりますから、「節目節目で生い茂ったりつぼみをつけたり花を咲かせたポートフォリオを作っていきたい」という気持ちが自分のモチベーションによい影響をもたらせばいいなとも思ったので双葉のイメージで制作することに決定しました。

表紙のプロトタイプはめちゃ作りまくりました。曲線は作品紹介で一切使わなかったので統一感が崩れるかもしれない、色一色で作ったら単調すぎて表紙としてよくないかもしれない。そんなことを考えながら、迷いながら、ほかの人にフィードバックを貰いながら完成させました。
葉の色と位置、茎の色を変えたのは今の自分の状態は発芽したてだと思ったからです。
幼少期の頃に発芽の観察で絵を描いたのですが、発芽の瞬間のまだ綺麗に揃った双葉ではなく不揃いの土まみれで葉の色もばらつきがある様子を描いたらとても褒められたことを思い出しながら作ったのが最終デザインです。

終わりに

思いも含めだらだらと書いてしまいましたが大体このような感じで制作しました。
これからの成長と活躍を期待してくださると嬉しい限りです。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。