私の青春定義について

私が書いている作品は、ジャンルで言うと青春ものに分類されるらしい。
恋愛を主軸に、友情、悩み、逃げ、葛藤……と、思春期ならではの感情とそれによって起こる現象を書いてきたからだろうか。

そんな私の青春定義について、今回は考えていこうと思う。

まずそもそも、青春というのは何なのだろうか。
・季節の「春」を表す言葉である。転じて、生涯において若く元気な時代、主に青年時代を表す言葉として用いられる。(Wikipedia) 
・若い時代。人生の春に例えられる時期。希望を持ち、理想にあこがれ、異性を求めはじめる時期。(Oxfonrd Languagese
辞書的な観点だと若い時代を表す言葉になるようだ。
それを踏まえて、私の考えを述べていく。

私の中で、青春は過去のものであると認識している。

私が求める青春は十三歳から十八歳の間、つまり中高生時代。
中高生というと、楽しかった思い出や少し苦い思い出に、「なんやかんや言いつついい思い出だったな」と言える時代なのが一般的なのだろう。しかし、精神をやってしまって思うような学校生活を送ることができなかった私には、そんな思い出なんてない。
残ったのは、大きな傷。そして、こんなことしたかったな、こんなことあったらよかったのになという後悔。
この後悔は、二度と手に入ることはないのだ。
某猫型ロボットがやってくるとか、某リベンジャーズのようにタイムリープ能力に目覚めるだとかそんなことがあればいいのだが、現実はそう簡単にいかない。
このどうしようもない気持ちは空想や幻想となり、ただただ自分の中を彷徨うのみに。
そこで終わらせてしまえばいいものを、私はそれでいいのか考えてしまった。そうして行き着いた先が創作だった。放出するという選択をしたのだ。それは尽きることなく、きっといつまでも続くだろう。
青春未亡人なんてキャッチフレーズをつけてしまうほどに拗らせてしまっているのだから。