黒鉄の魚影

劇場版「名探偵コナン 黒鉄の魚影」を観て

映画公開初日、友人と待ちに待ったコナンの映画を観てきました!
CGを学ぶようになってから、今まで以上にキャラクターの動きや魅せ方、カメラワークなどに目を惹かれる事が増えましたが、今回のコナンも同様でプロの技術が垣間見える瞬間がたくさんありました。





カメラワーク

まず一番にすごいと思ったのはカメラワークでした。
劇場版名探偵コナンといえばこれ!と言ってもいい、オープニングの登場人物紹介ですが、CGが駆使され、まるでアトラクションに乗っているかのような臨場感溢れる映像は見ていてとても興奮させられました。
普段自分の目線ではなかなか見ることのできない俯瞰や煽り、犯人側の視点、背後から何かが近づいてくるようなハラハラさせられる演出など、映像の技術が詰め込まれた作品でした。

BGM

音の演出にもとても刺激を受けました。
視覚だけでなく、聴覚からも情報を与えることで、映像だけでは表現しきれない迫力や臨場感を演出していて興味深かったです(楽しいシーンはポップな音楽、緊迫したシーンは重低音を使うなど)。
また、私はユナイテッド・シネマさんの4DXで視聴させて頂いたのですが、やはり触覚が増えることでの面白さは、普通に映画を見るのとはまた違うものがあり、五感を視野に入れて作品を作ることへの興味も湧きました。

起承転結と伏線

ストーリーをより良く、分かりやすく、面白く魅せるために重要な起承転結ですが、個人的に今回の作品はそれがとても綺麗に作られているなと感じました。
作品を作る中で、見た人の満足感というのは最も重要なことだと思います。見る人を引き付け、驚きと意外性を与え、心を動かし続ける作品は、やはり印象に残るし「また見たい」と思わせてくれます。今回のコナンも私の中でその一つになりました。
また、起承転結にさらに一味加えてくれるのが伏線だと思います。「そういうことだったのか!」という驚きと発見は”面白い”と感じる要素の一つだと思います。
映画だけでなく、短編作品でも同じことが言えると思います。15秒のCM、5分弱のMV、何を作る上でも常に”見る人の心を動かす演出”を意識してこれからの作品制作に臨んでいきたいです。

まとめ

作品を作る側の立場になっても、見る側の気持ちを忘れないことの大切さを、今回劇場版「名探偵コナン 黒鉄の魚影」を観て改めて学びました。演出という技術をもっと学んで、より良い作品制作ができるよう努めていきたいと思います。



写真引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/4a9c1f9c5cdd370e5c46e504885e3eee1733ea57