2月は映像作品を見まくったって話とちょっと感想(映画「あのこは貴族」など)

私は
絵を書いたりアウトプットしたいな〜という時期と
本を読んだりインプットしたいな〜という時期など
その時々で、特定のものをしたいという欲求が気分であって
2月は映像作品がみたい時期だったのでたくさん視聴しました!
振り返って書き出すと思ったよりみててびっくり!
なにかコンテンツを見ることも体力がいる自分にとってはかなりの量です。

2月に見た映像作品一覧


注釈
アニメシリーズ→アニメ
映画→アニメ映画含む
とします

  1. 映画LEON
  2. アニメハズビンホテル最終話
  3. 映画スーサイド・スクワット
  4. 映画ハーレクインの華麗なる覚醒
  5. 映画ザ・スーサイド・スクワット
  6. 映画ヴェノム
  7. ドラマMIU 404全話
  8. 映画すみっコぐらしとびだす絵本とひみつのコ
  9. 映画GOOD WILL HUNTING
  10. アニメ黒魔女さんが通る!! 1話
  11. ドラマ仮面ライダーオーズ1話
  12. アニメ王様ランキングシーズン1・2全話
  13. アニメ万聖街全話
  14. アニメシュガーバニーズ1〜2話
  15. 映画ポカホンタス
  16. 映画LAMB 
  17. 映画ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー
  18. ドラマアンナチュラル全話
  19. ドラマ私の家政婦ナギサさん全話
  20. アニメ葬送のフリーレン数話
  21. アニメダンジョン飯1〜2話
  22. アニメスティーブンユニバース1話
  23. アニメMASHLE数話
  24. ドラマフランケンシュタインの恋全話
  25. ドラマコウノドリ1シーズンと2シーズンの9話まで
  26. ドラマCRISIS1話
  27. 映画ジョン・ウィック
  28. 映画ジョン・ウィック2
  29. 短編アニメ愛してるって言っておくね
  30. アニメとつくにの少女全3話
  31. アニメ治癒魔法の間違った使い方
  32. 映画あのこは貴族

思い出す限りこのくらい

全32作品
ざっと計算で
映画13本
ドラマ60話程度(話数計算)
アニメ60話程度(話数計算)

かな?(本当にざっくり計算でゴメンナサイ)

私にしては結構見た〜!!!!

これらはAmazon prime・Netflix・Disney+
の動画配信サービスを利用して視聴しましたが、
私はイスラエルを支持しているわけではありません。
虐殺は絶対に許しません。
イスラエル政府を強く非難します。
ただイスラエルの人もパレスチナの人も両方の人が
人道的に幸せな生活が送れるよう祈っています。
私はイスラエルの人々を憎みたいのではありません。が、
その行為(虐殺などの暴力)は憎んでいます。


上記のことがわからない場合は是非
Amazon primeとNetflixとDisney+とイスラエルの虐殺(戦争)の関連性を調べてみてください。強く宜しくお願いします。
戦争がなくなり
全ての人が「人権が守られた生活」が送れますように祈っています
し私も頑張って行動するぞ!平和主義者なので!!!!!


やはりコンテンツに触れるとすごく良い刺激になりますね!
人生を生きる活力が湧いたり、インスピレーションが湧いてきちゃったり、
新しい視点をもらえたり、とても充実します。
私は映像作品の
メタ的視点をもって考察したり、
キャラクターを理解するために頭を使って想像したり
するのが楽しくて好きです。
今月の新しいBIG変化は国内ドラマを見始めたことです。
私は、今まで国内ドラマをあんまり見ずに生きてきたのですが、
チャレンジしてみるとやっぱり面白いのもあるんだ!!とびっくり。
(と言ってもMIU 404しかまだちゃんとハマれてない)
今までちゃんと見てこなかったので、
ドラマならではのパキッとしたトランジョンや
海外にはない日本らしいシュールな演技などに
学びがあります。
特に、国内恋愛ドラマなどは昔の私だったら絶対みないジャンルだったので、
コメディチックな演技や恋愛ドラマ独特のファンタジーな脚本に
おもしろみがありました。
それから学年が上がったら動画の授業も取ろうと思っているので糧にするぞ!

今月見た中でも特に好きだったものを発表しま〜す!



アニメハズビンホテル
真の社会派作品、綺麗事じゃない救いを描く
細部まで芸が細かい。
(卑劣な言葉や性的暴力シーンがありますのでご注意ください。
もし視聴される場合はYouTubeにあるパイロット版からご覧下さいね🎶)
誠実な救い方に感動します!

ドラマMIU404
毎話涙!
社会では見て見ぬ振りされてきた社会問題を取り扱う。
テンポが良く、キャラクターを好きになれる感じ!
脚本・キャスティング・演技・美術(アーティスティックな方面ではなく)
が全てが最高!

犯罪者にもそうなってしまった背景があることを考えさせてくれると同時に、
だからといって犯罪者を可哀想な存在にすることにも疑問を投げかけてくれる。
様々な視点から社会を紐解く。死角がない。

映画GOOD WILL HUNTING
非常に内省的な話。
何度も何度も涙。真摯に心と向き合う作品。
頭いいやつらの話なので、心との向き合い方も
洞察力と思考力と知識を使って本質を見抜いていてストレスがない。
見た後爽快!

アニメ王様ランキング
主人公は理不尽な境遇にいるものの、強さで乗り越えていく話。
純粋におもしれ〜!
「強さ」の話なのに、あまりにもやさしい話になっている。
作者の優しさが伝わってくる。純粋すぎる物語。
だいたい、強さと優しさを両方手にするようなキャラクターや話は
私たちにとってあまりに現実の人間と乖離していて苦しくなることもあると思うが、
これは「強さと優しさ」に純粋に希望を抱くことができ、
そのことに嬉しくなることができる物語。
一種のアンパンマンみたいな。


映画あの子は貴族
(これ月の最後に見て記憶がちゃんとあるので長くなります笑)

あらすじ(公式サイトより抜粋)
東京に生まれ、箱入り娘として何不自由なく成長し、「結婚=幸せ」と信じて疑わない華子。20代後半になり、結婚を考えていた恋人に振られ、初めて人生の岐路に立たされる。あらゆる手立てを使い、お相手探しに奔走した結果、ハンサムで良家の生まれである弁護士・幸一郎と出会う。幸一郎との結婚が決まり、順風満帆に思えたのだが…。一方、東京で働く美紀は富山生まれ。猛勉強の末に名門大学に入学し上京したが、学費が続かず、夜の世界で働くも中退。仕事にやりがいを感じているわけでもなく、都会にしがみつく意味を見いだせずにいた。幸一郎との大学の同期生であったことで、同じ東京で暮らしながら、別世界に生きる華子と出会うことになる。2人の人生が交錯した時、それぞれに思いもよらない世界が拓けていく―。


⚠️以下ネタバレ注意⚠️見終わった人向け文章


客観的に淡々と人生が進んでいくような映画だけど、
1シーン1シーンにちゃんと

「これはこういうことか…?」
というような考えるとっかかりがあって(映画だから当たり前だけども)
それがすごい巧みなのがこの映画の一番すごいところだと思った。
淡々と進んでいくけど、そのとっかかりが巧みだから

カット全てが面白くなっている。

ドラマチックな映画らしい感情的なシーンはあまりなく、

現実的な温度感で進んでいく。(特に受動的な華子のシーンでは)
感情を周囲のセリフの言い回しや暗喩で表現するのがかなりうまい。
わかりやすい例でいくと、
美紀が人生に行き詰まったシーンは画的にも進む道をゴミ袋で塞がれていたり
とかそういうの。
モヤッとするモラハラ的発言とかもうまいのでアーーーーー😢苦しみ。

例えばあるシーンでは、
タクシー(ハイヤーかも?)で移動する華子は

自転車で移動する美紀を見つける。
(階層格差対比+

乗せられて道を走っている華子と自分の夢を追いかけて自ら漕いで走る美紀対比)
美紀を見つけてタクシーを降りることにする華子。

(自分の道を選ぼうと変化していく)
思い悩んでいた華子が美紀に

「どこで生まれたって最高って日もあれば、泣きたくなる日もあるよ。
でも、その日何があったか話せる人がいるだけで、
とりあえずは十分じゃない?」
(世界を自分で強く生き抜いてきた美紀だからこその現実的なアドバイス)
って言われた後に、今までずっとタクシーで移動していた華子が
自分で歩いて帰っていく。
(自分で道を歩くことにするのは感動的、
受動的だった華子がちゃんと自分で考えて納得して影響されている)
途中、道の向こうにいる知らない女の子に手を振られて
自分も手を振り返しているシーン、
なんだか吹っ切れた後
こういうことがあるとすごく最高な気分になるよね。
覚えがあるからすごくここうまいなって思った。
(それに道の向こうの女の子と手を振り合うっていうのは
道の向こうの人たち、つまり違う階級の人たちとの邂逅でもある)
その後に、家に帰りすでに帰っていた旦那におかえりっていう
(ただいまではないのでもう華子にとって帰る家ではなくなっている)
「疲れた〜、けど楽しかった」と(珍しく感情をあらわにするもう解放されている華子)
「そんなにまつげ長かったっけ?」
幸一郎がはじめて本当に華子に注目する
(やはり自由や夢を持った女性が好きなんかい、
華子が解放されていることに無意識に気付いている。
まあ本当は抑圧されているから自由や夢をずっと望み続けている現れだろうけどね。
実際「華子にはさ夢なんかあるの?俺はまともに家を継ぎたいだけだよ。それは夢とか展望ななくてそういう風に育っただけ。華子が俺と結婚したのと一緒だよ」と言ったことがある。それは自分には夢ではなく義務がある。夢があることに憧れがあり、華子にはない。という話だったと思う)
そこで華子が最初に会ったときに話した映画を見てくれたか幸一郎に尋ねる。
(今までの現実と心を最終整理する)
そして離婚することになる。
すべてはつながっていて、連続している。
こんな感じに10分ちょいぐらいのことを所々抜粋しただけでも
こんなにも容量がある。凄まじい。
こういうある意味理屈で動いている話が好きだ。
全てのシーンにはかならず起承転結の「起」の部分とつながっており、
結果には要因があり全てつながっているという論理主義者の思想が強く存在している。
(物語はもちろんそういうものだが)
まるで枕詞からある言葉にかかるように。
論理的で必然であるようににつくられていて、
邪魔なものは一切排除されている洗練されたもの。
完璧なデザイン思考のアウトプット。
わたしにとっていいものとはそういうものだから。

幸一郎も、最初は嫌な男に見えるが、

最後は華子も私たち視聴者側も彼のことを理解できるようになって
もう嫌な男に見えなくなったのも
現実的に、「理解できないものを理解する」
という極めて人道的にモヤモヤを解決
すがすがしくしてくれて良かった。
すごくニュートラルな作品。

それにお金持ちの演技やお金持ちの要素表現がすごく上手だった。

金持ちの喋り方。わかりやすいバーキンとかだけじゃなくて、
華子の傘がフルトン(英国王室御用達の傘)だったりとかすごくリアルで。
映画を見ていると、
全てのシーンが証拠材料かのように頭が勝手に情報を拾い集める、
見進めると過去の材料がどんどん展開と照り合わさってくる。
すごく気持ちいいやつやん〜。

基本的には主要人物たちが心情を語るというより

画的にだったり周囲が主要人物にかける言葉だったりで
私たちに感情移入させて自然と気づかせるような語り方の映画だと思った。
冷静に感情を表現している映画だから、
画的説明が多く周囲の状況がよくわかるようなカットが多いのに、
美紀と里英がニケツしているシーンは
珍しく楽しそうな表情のアップが少し続き
周囲の環境もぼかしが入っていて、
珍しくドラマチックで映画的な感情的シーンで印象に残っている。

全体的に全員の苦労が匂っているこの地獄みたいな現実を、
淡々と悪くないように思わせてくれる良心的な映画だった。

セリフも元が小説だけあって、

物語チックの誘導的でちょっと浮いたセリフもあるけど、
現実的に作り上げられた数々の背景、

キャラクターを形作る説得材料があって、
私も自然と言葉を受け入れやすく、技術力を感じた。
原作にも興味が湧いた。

ネタバレ終わり!


他にもマリオの映画やすみっこぐらしの映画もおもしろかった〜

私が社会派作品とザ・名作が好きなのバレちゃったかな
やっぱり社会派作品はみんなのためにあるってか
誰も傷つけない正解を一緒に探してくれてるっていうか
考えて考えて作られてるから
とてもだいすき。

以上
かなり主観的で等身大な文章でしたが、
閲覧ありがとうございました!


あっちゃん
2024.04.16

私も映画大好きで、休みの時は観ます!「あの子は貴族」観てみます!横瀬