今期のライティング課題のまとめとして書いた文章です。
いついかなる時代にも流行というものはあります。
テレビやインターネットなどのメディアから、漫画やアニメなどの作品まで、流行とはどこから出てくるかわからないものです。それが流行の面白さでもあります。
もちろんですが、現代でも次から次に流行が生成され、移り変わっています。この次から次に生成され移り変わるというのは、現代の流行の特徴といえます。一体それはなぜなのでしょうか。また、過去の流行ではどうだったのでしょうか。
まずは、過去の流行です。
今回は2000年代の流行の代表としてあげられるギャルを例に挙げようと思います。
ギャルは1980年代頃から2000年代初期に流行しており、語源は英語のgirl。その名の通り、若い女性のスタイルを指す言葉です。
一概にギャルと言っても、バブル時代のボディコンを着たイケイケギャル、色黒メイクの黒ギャルと色白メイクの白ギャル、コギャルなど様々な種類があります。
その影響はすさまじく、メイクやファッション、メンタリティーなど様々なところにギャルの要素がありました。その年代の若者だけでなく、若者のカリスマである有名人までもがギャルであり、社会現象となるほどでした。
その名残からか、流行とは言えなくなった現代においても、世間に通用するギャル文化として残っています。
流行が文化となり、それが長く愛されている。これは流行としての内容が濃いと表現できます。
次に、今の流行です。
今回は現在も流行し続けているショート動画をあげようと思います。
ショート動画とは、主に15秒、30秒、60秒の縦型動画コンテンツを指します。ダンス動画や場面切り抜きなどが多く、スナック菓子のように手ごろな感覚で見ることができることから人気を博しています。
そんな、いまやあらゆる動画コンテンツで主流となっているショート動画ですが、2017年から2018年頃Tiktokで流行し始めたのが発端となっています。最近では2021年にYoutubeがショート動画市場に参入し、流行がさらに加速しました。
短い動画のため、再生されやすく流行を作りやすいというのが大きな特徴です。
ただし、次々に移り変わってしまうため、一つの流行の期間が短かったり、一時的な人気でしかなかったりすることもあります。また、その移り変わりの速さに着いていけない、流行を掴むのが難しいという意見も少なくないのが実態です。
このように、ショート動画という流行の集合体として捉えると文化であり内容も濃いように感じますが、その一つ一つの内容は薄いと言えます。
これにより言えることは、過去の流行に比べ、近年の流行は中身が薄いということです。もはや消費するためのコンテンツのようになっているのではないのでしょうか。
明確にこれが好きだから追っているというより、流行ってるから追っているという気持ちの方が強くなっている傾向にあるのではと感じます。
近年の若者は自分の好きがわからないという人が多いと聞きます。その原因の一つに、こうったコンテンツの消費があるのではないでしょうか。
それを辞め、どうしてそれが流行っているのか、好きと感じるならそれがなぜなのかを考えることで、自分の好きがわかっていく。つまりそれは人生が豊かになると捉えられるのではないかと、私は思います。
いついかなる時代にも流行というものはあります。
テレビやインターネットなどのメディアから、漫画やアニメなどの作品まで、流行とはどこから出てくるかわからないものです。それが流行の面白さでもあります。
もちろんですが、現代でも次から次に流行が生成され、移り変わっています。この次から次に生成され移り変わるというのは、現代の流行の特徴といえます。一体それはなぜなのでしょうか。また、過去の流行ではどうだったのでしょうか。
まずは、過去の流行です。
今回は2000年代の流行の代表としてあげられるギャルを例に挙げようと思います。
ギャルは1980年代頃から2000年代初期に流行しており、語源は英語のgirl。その名の通り、若い女性のスタイルを指す言葉です。
一概にギャルと言っても、バブル時代のボディコンを着たイケイケギャル、色黒メイクの黒ギャルと色白メイクの白ギャル、コギャルなど様々な種類があります。
その影響はすさまじく、メイクやファッション、メンタリティーなど様々なところにギャルの要素がありました。その年代の若者だけでなく、若者のカリスマである有名人までもがギャルであり、社会現象となるほどでした。
その名残からか、流行とは言えなくなった現代においても、世間に通用するギャル文化として残っています。
流行が文化となり、それが長く愛されている。これは流行としての内容が濃いと表現できます。
次に、今の流行です。
今回は現在も流行し続けているショート動画をあげようと思います。
ショート動画とは、主に15秒、30秒、60秒の縦型動画コンテンツを指します。ダンス動画や場面切り抜きなどが多く、スナック菓子のように手ごろな感覚で見ることができることから人気を博しています。
そんな、いまやあらゆる動画コンテンツで主流となっているショート動画ですが、2017年から2018年頃Tiktokで流行し始めたのが発端となっています。最近では2021年にYoutubeがショート動画市場に参入し、流行がさらに加速しました。
短い動画のため、再生されやすく流行を作りやすいというのが大きな特徴です。
ただし、次々に移り変わってしまうため、一つの流行の期間が短かったり、一時的な人気でしかなかったりすることもあります。また、その移り変わりの速さに着いていけない、流行を掴むのが難しいという意見も少なくないのが実態です。
このように、ショート動画という流行の集合体として捉えると文化であり内容も濃いように感じますが、その一つ一つの内容は薄いと言えます。
これにより言えることは、過去の流行に比べ、近年の流行は中身が薄いということです。もはや消費するためのコンテンツのようになっているのではないのでしょうか。
明確にこれが好きだから追っているというより、流行ってるから追っているという気持ちの方が強くなっている傾向にあるのではと感じます。
近年の若者は自分の好きがわからないという人が多いと聞きます。その原因の一つに、こうったコンテンツの消費があるのではないでしょうか。
それを辞め、どうしてそれが流行っているのか、好きと感じるならそれがなぜなのかを考えることで、自分の好きがわかっていく。つまりそれは人生が豊かになると捉えられるのではないかと、私は思います。
22070003 ノベル&シナリオ専攻 三年 熊谷夢奈
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