活動報告

平家物語の冒頭にこのような詩がある


祇園精舎の鐘の声、
諸行無常の響きあり。
沙羅双樹の花の色、
盛者必衰の理をあらはす。

おごれる人も久しからず、
ただ春の夜の夢のごとし。
たけき者もつひには滅びぬ、
ひとへに風の前の塵に同じ。



訳) 祇園精舎の鐘の音は、諸行無常の響きがある。沙羅双樹の花の色は、盛んな者も必ず衰えるという物事の道理を示している。おごり高ぶっている人(の栄華)も長く続くものではなく、まるで(覚めやすいと言われている)春の夜の夢のようである。勢いが盛んな者も結局は滅亡してしまう、まったく風の前の塵と同じである。




これは知っての通り琵琶法師が平家の隆盛から衰退までを語り部をした「平家物語」と言う物語の冒頭にある有名な詩だ。



この詩の教義的内容を僕は人生に置いて大事にしている。


それは自分がどんな学歴を得ようが、ウインドで素晴らしい結果を残そうが驕り昂っては行けないという事。


12世紀、平氏は過去に「平氏にあらずんば人にあらず」とまで言わせしめた。


そんな平家でさえ、少しの事が歪みとなり没落していった。


僕たち大学生なら尚更肝に銘じなければいけない。
自分が栄華を極めてるからと言って、あからさまに付き合う人を変えては行けないし、付き合い方も変えては行けない。


今後自分がどんな高い身分になってもどんなにお金を持っても、周りの人間と真摯に向きあう事を忘れてはならない。


君達は今、早稲田と言う学歴やスポーツで結果を残しているかも知れないが、


「盛んな者も必ず衰えてしまう」


この本質を覚えていて欲しい。



今結果残せてももしかしたら今後残せなくなるかも知れない。だからこそ一時のレースや大会で一喜一憂、人を判断するのではなく、一人の人間として成長に拘り、応援される人間になって欲しい。


結果が残せた時は、運が良かったと思い、
残せなかった時は原因が自分にあると分析を行う。


また変なプライドは捨てたほうがいい。うちの部員にはまだプライドだけは一丁前な人間が沢山いるが、成長したいのであればそれは今すぐにでも捨てるべし。


無駄なプライドは成長の妨げになるし、素直じゃない人間は応援され難い。


この四年間で、皆んなには成功や失敗で自分をコロコロ変える人間より、成長に拘り、芯一本貫き通して応援される人間になってほしい。
山本 一樹
2022.01.21

たくさんの経験から、この考えを後輩に引き継いでいきたいですね!
ウィンドサーフィンを行っていく中での楽しいことや、困難などたくさんあるかと思います。これから、何が大切なことなのかをたくさんの人に知ってもらいたいですね!!

No Name
2022.01.12

部員たちへの想いもしっかり届けているように、自分に厳しくできるからこそ周りのことも思慮深く考えて行動ができていますね。
4年間の成長も感じられる記事ですね。
無駄なプライドではなく、絶対に軸となるプライドを持つことの方が大事ですね。
坪根さんは自分軸をブラさずに持ち続けていることで、素直で心から応援したいと思う人柄だと思います。
残り2カ月間、後輩へ絶対的な学びとなる軸として頑張っていきましょう!!!
応援しています!!!