八月の頭から三か月間、私たちのサークルは一年で一番大きなイベントである学園祭に向けて準備を始める。週に三日、暑い日差しの中、一日中ダンスの練習をする。後半になると、深夜練も始まり、衣装代や様々な施設代も重なって体力や所持金や時間が信じられないほど消費される。だからこそ、大勢で一つの物を作り上げる達成感や本番の感動は本当に大きい。仲間と何度もぶつかることや、悔しい思いをしたことも何度もあった。ザップはただの大学生活を送っているだけでは、得ることができない宝物を私にくれた。
ザップでは、11月の学園祭だけでなく、様々なイベントに参加する。毎日ダンスをする生活は本当に大変だが、その倍以上に楽しさがある。七月に、私たちが初めて先輩として一年生と作るイベントがあった。しかし、それはコロナの影響で無くなってしまった。その他にも毎年恒例だったイベントが次々に無くなり、私たちの限られた時間がコロナのせいでどんどん失われている。それでも必死にできることを見つけて頑張っている。色んなことがあるが、かけがえのない青春をくれたザップが私は大好きだ!