いずの
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マインド

青春の日々にこそ、お前の創造主に心を留めよ。苦しみの日々が来ないうちに。「歳を重ねることに喜びはない」と言う年齢にならないうちに。(旧約聖書コヘレトの言葉12章1節)

私には大学に入って、2つの大きな出会いがありました。

1つ目の出会いは私に、“自分と違う価値観は、自分の世界を広げてくれる”ということを教えてくれました。これまで私は人それぞれ考え方が違うのは当たり前であり、他人の価値観に興味を持ったことなどありませんでした。しかし、この人に出会って初めて、「へえ、この人はそんな風に考えるんや」「そんな見方があったんや、面白い!」と思うようになりました。自分とは違う視点、価値観は自分の知らない世界を見せてくれ、自分の世界を面白くしてくれます。そんなことに気付いたのです。

2つ目の出会いは私に、“他人の価値観を自分から手に入れに動く大切さと面白さ”を教えてくれました。これに気付いたのは、ある人との出会いです。この人はいつもカードを持ち歩き、素敵な出会いがあれば一言書いてもらうということをしていました。この人には人と会話する楽しさ、会話から手に入れられる様々な情報や価値観があるということを教えられました。この人の影響で、昨年京都から東京までヒッチハイクをしました。もちろん、カードを持って。出会いとは一期一会であり、出会った人の数だけ価値観がある。それを吸収できるだけ吸収することで、その分自分は成長出来る。そんなことを知れた経験となりました。

新しい価値観と出会い続ければ、人は死ぬまで成長し続けれます。出会いがある限り、「歳を重ねることに喜びはない」と言う年齢になることはないと私は思います。そのためには今、青春の日々にこそ価値観を吸収できる土台を作り、どんどん新しい価値観と出会わねばなりません。

ここまでみると、私の意見は聖書に反論する形に見えるかもしれません。しかし、聖書の捉え方は解釈次第です。仮にも宗教の聖典の書物がこんなことを語っていいのか?というほど、コヘレトは徹底的に人間の無力さについて語ります。しかし、数ある資料のうちから選ばれ、聖書に記載されたのですから、何かしら私達へのメッセージはあるはずです。私は、コヘレトこそ自分を見つめ、自分の力量の限界を知り、それに抗った人物であると思います。要するに、コヘレトが伝えたかったのは『最大限に今を生きろ!』です。私は、「歳を取ることに喜びはないと」いう年齢にならないよう、コヘレトのように“今”を抗い続けたいと思います。

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