幼少期の暮らし、体験
幼稚園生の頃, 最初は国旗にハマりました.
親がデジタル地球儀を買ってくれたんですね.
タッチペンで国のところ押すと, 国歌が流れるやつ.
それで遊んでて, 一日中, 地球儀の前で, いろんな国の国歌に合わせて踊ってたらしいです.
でまあ, そんなこともあり, カラフルな国旗にハマりました.
そのころは全ての国旗覚えてましたが, 今は...
幼稚園時代, 僕は次に, 漢字にハマりました.
家にあるドデカイ辞書が友達でした.
ストローを切り貼りして, いろんな漢字作って遊んでました.
小学校に入ります. ものすごい少人数学級で, 僕のクラスは7人でした.
(この小学校も今となってはもう他の学校と合併しちゃいました. )
小学一年生の生活科の授業で昆虫を飼育する授業がありました.
僕はナミテントウを飼育しました.
ものすごく可愛がりました.
でも僕はそれまで虫のこと何も知らない. 飼育なんてもちろんしたことなかった.
餌もわからずそのまま観察していたら, ある日死んでしまった.
ショックを受けた. 尊い命の灯火が目の前でぱっと消えたことに.
それ以来, 昆虫沼にずぼずぼハマっていきます.
まずはスズメバチを好きになりました.
ヒメスズメバチをハッチーとペッチーと名付けて虫かごに入れて飼育. 毎日眺めていました. でもある日, 自分がトラマルハナバチに刺されてしまったことを機に, ハチの飼育は危険と判断して, 飼育はしないようになりました.
でも相変わらずハチは大好きでした.
小3のときに, 寄生蜂研究界の権威 神戸大学大学院教授(現名誉教授)の前藤薫先生の研究室を見学させていただきました. 私はヒメバチやコマユバチなどに関する質問をたくさん書いたノートを持っていきました. 先生は, 一介の小学生にすぎない私に, たくさんの時間を割いてくださいました.
この頃から僕ははっきりと昆虫学者を目指しはじめます.