私はずっと、悲しいなと思っていることがあります。それは、多くの人があまりボランティアに参加することに積極的ではないことです。それは若者に限る話ではなく、日本人に限ることですらないかもしれません。
私たちは普段、街中で募金を呼びかけている人たちを見かけたとき、罪悪感を感じつつ目を逸らして足早にその場を去っていませんか。また、駅前で署名を呼びかけている人たちを見かけたとき、もうすぐ電車が来るから、などと自分に言い訳して彼らの目の前を通り過ぎてはいませんか。
それらの行動の理由は、ただただ面倒だから、自分がしなくても周りの誰かがやってくれるから、というものでしょう。しかし、多くの人の悪気のないその気持ちが、身の回りそして世界の問題への無関心に繋がっているのではないでしょうか。月並みな言葉ですが、私は今のこの状況を改善するためには、多くの人がボランティアに積極的に参加する必要があると思っています。多くの人が、少しだけ面倒な気持ちを抑えて見返りのない「善い行い」をする。顔も知らない人たちのことを少しだけ、助ける。私は、そんな心意気のある社会を作っていきたいです。
的場さんのビジョンに共感