私はこれまで「幸せの本質とはなにか」という哲学的な問いに6年間向き合ってきました。その中で私は、すべての人に当てはまる「幸せな状態」とは、「イキイキすること」であるという結論に至りました。
では、イキイキしていない状態とは、どんな状態か。それは「〇〇したいけど、できない。」という自分の価値観と行動が異なっているときや、価値観自体が狭くなってしまっている時であると考えています。
人の価値観とは、生まれた瞬間から行動と判断の繰り返しの中で蓄積され、構築されていきます。そして、これらに最も影響を与えるのは、「人との出会い」です。生まれてから親や兄弟と出会い、友達と出会い、仕事仲間と出会う。様々な人との出会いを通して、自分自身の価値観を熟成させ、人は成長していきます。
幼少期からネット社会に触れ、あらゆる価値観の流動化が図られたのは、良い意味でも悪い意味でも「人の価値観」の構成に大きな影響をもたらしました。
ビジネスでは、「人が欲するもの」にお金が集まります。そのため、今では多くの人が使うようになり、人々の生活インフラにもなっている、TwitterやInsagramなどのサービスは、今の自分の価値観を肯定するような情報が溢れる仕組みになっており、異なった生き方をする人との出会いは生まれづらい構造にあります。
AIによる最適化は、現状表面的なマッチングしか可能にしていない側面があります。
私は、日常生活に溢れる「偶発的な出会い」「必然的な出会い」など様々な人との出会いやコミュニケーションを加速させ、すべての人がイキイキと暮らせる社会を実現させます。