高校の時代は、中途半端に過ごしていました。
部活も中途半端、勉強はそこそこ、遊びは面倒くさい。
高校の卒業式で、「僕は憧れの高校に入学して、何か語れるような実績を残しただろうか?」とハッとしました。
この恐怖、後悔が大学生活の過ごし方に大きな影響を与えます。
高校時代の後悔を活かして、大学ではやりたいことを全てやろうと決めていました。
部活は、先輩の姿が輝いて見えた応援団に入り、3回生からは、公務員試験の勉強がスタート。
この2つでも両立が大変でしたが、これに加えて、学部の授業の予習・復習、それ以外に僕が興味のあった時事問題について調べたり、アルバイトをしたり、部活の練習が終わった後に団員で遊びに行ったりしていたので、睡眠時間が毎日4〜5時間くらいでした。
それでも、疲れた感じはあまりなく、むしろ楽しい日々でした。
自分がやりたいことで時間を埋め尽くせば、多少睡眠時間が少なくても平気だということを学ぶことができました。
大学生活がとても充実していたので、「どういうマインドになれば、充実した時間を過ごせているのか?」を測る尺度を手に入れることができました。
国家公務員として、2020年の春に社会人デビューしました。
公務員を目指したきっかけは、「民間企業では手が届かない仕事をしたい」からでした。
目標通り、公務員になって半年が経ったころ、僕が思っていた公務員像と現実がズレていることが気になり始めました。
公務員は、行政の公平性を保つために、と規則で雁字搦めで、自由にやりたいことをしていきたいと思っていた僕にとっては、少し息苦しい環境でした。
しかも、その法律と規則の範囲内のことをやっていても、社会問題の根幹にある部分には、なかなか手が届きそうにありませんでした。
これに気づいてから、僕は、自分にしかできないことを成し遂げる人生にしたいと考えて、起業を志すようになりました。