ヒストリー

小学校、中学校までは隠キャを極めていました。
言いたいことが言えず、想いだけ溢れてすぐ泣いてしまう性格でした。
なんでそんなに掃除をちゃんとできるの？とクラスの前で聞かれた時に綺麗になるのが気持ちいいだけなのに、「綺麗になるのが気持ちいいっていうの、変って思われるかな、、」と無言になってしまうくらい、自信がなくてつまらない人間だったと思います。
今思えば、あの頃は世界が学校の中だけでしかなくて、生きるのが苦しかったと思います。

高校に入学し、「世界ってこんなに優しいんだ」と思い、今まで抑えられていた陽キャの心が解き放たれる。初日の自己紹介の時間に、席が前だった子に「自己紹介なんて言う？」と話しかけられるくらい​積極的になる。
高校２年生、クラス内で推しができ、友達とこっそり推し活をする毎日が始まる。
毎日が幸せすぎて、今が人生のピークだなと本当に思っていた。

高校を卒業後、製菓の学校に入る。
週４の実習でお菓子や料理を作ったり、製菓理論や食品衛生などを学ぶ日々を過ごす。
しかし自分のやりたいことはこれじゃない、と気づき、秋頃には中退を決意。一年次は途中で辞めることはせず、検定も全て合格し、１年生が終わった区切りで中退。
そして今年の4月に名古屋デザイナー学院に入学。製菓学校時代には感じられなかった、周りのみんなの「デザインが好きだ」という気持ちや、やる気に感動。面白くて、センスがあって、素敵な友達がたくさんできる。
課題とバイトに追われながらも楽しい毎日を送っている。人生のピークは今なのかもしれない。