ヒストリー

外で遊ぶことが好きで、とにかく体を動かさないと気が済まないかっぱつな性格だった。
月に一回行われる廃品回収に友達と参加し、家の前に置いてある新聞紙などをかき集めて小さい身体全体を使って運んでいた。
働いた後に配られるスポーツドリンクが人一倍美味しかった。

小学校の友達が一人もいない中学校に行った。
知っている人が一人もいないなか、周りは既に打ち解けていってる人ばかりでめちゃくちゃい辛かった。そんな時僕に喋りかけてくれる子がいて優しく弁当を一緒に食べようと言ってくれた。そこからその子経由で輪が広がっていき、友達も増えた。違う環境で友達ができるか不安だったのでこうやって話しかけてくれるのは本当に嬉しかった。
新しく環境が変わることで人脈も増えるし、自分を変えれる機会があることを知った。

高校では、今までの自分を変えようと自分磨きをするようになった。ファッションを好きになったきっかけもここから始まった。最初は空回りした自分のファッションセンスをばかにする人ばかりだったが、努力したおかげで今ではおしゃれだと高評価を貰えるようになった。
努力は必ず報われるわけではないが努力しないと結果は出ないと知った、

始めての上京と一人暮らしでこれから新しく始まる生活にワクワクと不安を両方募らせていた。