とにかく、泣いてばかりいる子でした。笑
朝、幼稚園に行って、お母さんと離れるのが嫌でずっと泣いていた記憶が残っています。
地元の公立の中学校に入学。陸上部に入り、ゆるっと練習をする毎日でした。
3年生になって、塾に入って勉強をスタート。都立の進学校に進学。
高校に入っても陸上を続けます。中距離を専門にしていましたが、顧問ともめて(?)2年の冬に退部します。
進路選択を迫られる中、苦手な教科を勉強したくないと考え、少ない科目で受験できる私立大学の受験を目指すように。
晴れて入学した大学。でも、やりたいことが見つからず、どうしていいかわからない状況でした。
そこで、大学の先生に相談したところ、「今度、秋田に行くんだけど。一緒に行かない?」との一言。
先生に連れられて向かった秋田では、田植えの体験をしました。
青空の下、裸足で田んぼに入って、素手で苗をつかんで、苗を植えて。
自然に触れて、久しぶりに生き返ったような感覚に陥りました。
そこで気づいたのは、都会にいると「五感を閉ざし」てしまうこと。
全身で自然を感じることで、閉ざされていた五感が復活し、感覚が研ぎ澄ますことができる。自然の力に驚き、畏怖を感じるようになりました。
田舎に通い、自然と遊んでいるうちに、農家さんと話をしたり、一緒に飲んだりする機会が増えていきます。
そこで、農家さんそれぞれの「生き様」に触れるようになります。
一人一人の農家さんが、信念を持って、自然と戦いながら、農産物を生産する。
その農産物を私たち消費者が食べて、生をつないでいる。
その事実、ストーリーに感動しました。
現在、農家さん・漁師さんを取材し、記事で発信するウェブメディア「NIPPON TABERU TIMES」に所属しているほか、農家さん・漁師さんの販売のサポートになれるよう、学生販売促進チーム「ノウエンモノガタリ」を組織し、代表を務めています。
大学1年から、個別指導塾の講師として勤務。どのように伝えればよいか、どうしたらわかってくれるか、など伝え方を学べたらと思っています。
農産物が消費者に提供される瞬間を見たいと考え、中華料理店で働いたり、商品流通や店舗経営を学びたいと思い、日本全国の食を集めたセレクトショップでも働いています。