ちなつ
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ヒストリー

出身地

埼玉県

幼少期の暮らし、体験

私の幼少時代は、いわゆる普通の女の子とは少し違う女の子でした。

スポーツ好きの両親と弟に影響されたのか、幼稚園の卒業アルバムに書いた将来の夢は、女の子の友達がケーキ屋さんやお花屋さんと書く中、私はなんと野球選手。おままごとをして遊んでもおもむろにやめてしまい、一人で人形を作ったり、泥団子を作ったりして遊んでいたそう。今でこそ全く当時の気持ちは覚えていませんが、よく言えば自分の好きなことにまっすぐで、悪く言えば人とのコミュニケーションがうまく取れない根っからの人見知りだったのだと思います(笑)。

小学校時代は休み時間だけでなく朝休みも必ずと言っていいほど外に出て遊ぶばかりの毎日でした。周りからやらされるだけのリーダーの仕事をいやいややりながらも、遊びに読書に勉強に、自分なりに楽しく過ごした6年間でした。

中学・高校時代

中学校時代は、ずばり部活一筋でした。

小学5年生から続けていた楽器をそのままやろうかと、何となく入部した吹奏楽部はなんと前年全国大会銀賞の強豪校。平日は朝練と放課後、土日は朝から夜まで部活部活の毎日でした。3年生では私は部長に指名され、プレッシャーに押しつぶされそうな毎日でしたが、周りの支えに助けられ、大会では念願の全国大会金賞を獲ることができました。

ここで私の根性が形成されたと同時に、リーダーとしてあるべき姿、コミュニケーションの大切さについて音楽を通して考えることができた貴重な時間だったと思います。

受験も部活の勢いでうまくいった私は、勉強に部活に遊びに一生懸命な人たちが集う女子高に入り、高校でも吹奏楽部に入って部活一筋の3年間を過ごしました。優秀で、それでいて面白い仲間がいる高校では周りに圧倒され、自分のちっぽけさに気づかされました。同時に、自分は何をしたいのか、何をして生きていきたいのか、考え始めましたが答えの出ない日々でした。

大学・専門学校時代

1人暮らしをして自由に自分を見つめなおす時間が欲しかったこと、とりあえず幅広く学びたかったことから現在の大学に入学しました。今は政治学を専攻しています。“政治”というと堅苦しいイメージがありますが、私たちの生活には様々なところに政治が隠れています。例えばご飯を食べるときどの店に行くか決めることも一種の政治、部活の方針をどうするか決めるのも政治…。そのような見方から日本や世界の意思決定の場面を見ることの面白さに気付き始めています。

サークル活動では、一つのことを中学生からの学生時代で全うしたかった私は管弦楽団に入団しました。やはり音楽は私の人生の原点で、いろいろな人とつないでくれるもので必要不可欠なものです。

 

そして、今まで音楽しかなかったともいえる自分が大学では何か新しいことに取り組みたいと思って入ったのがCLOVER。入国審査官という職業が気になっていたので、そこから波及して難民問題に興味を惹かれました。それはもうあったかい団体です。活動の中で、世界で苦しんでいる難民の人は当たり前ですが私たちと何ら変わりない人間であることに気づかされました。直接苦しんでいる人を目の当たりにしたことで、自分の感覚として受け入れられたのかもしれません。今は、難民の方に限らず、どんな形であれ、苦しんでいる人を少しでも笑顔にできる、笑顔の数を少しづつ増やしていけるような社会づくりの一助になれたらいいなと思っています。