ヒストリー

海と山に囲まれた場所で、父が釣った魚を食べたり、家族で山菜を取りに行ったりと自然に触れながら美味しいものを食べて育ちました。
　保育園時代、足の関節の炎症で一年寝たきりになったり、転んで大けがをしたり、何かとけがの多いわんぱくな子供でした。
　小さい時から絵を描くことが好きで、家族や友人、先生に「上手だね」と褒めてもらった時はとても嬉しかったです。コンクールで入賞して全国に自分の絵が飛び回ったこともありました。
　当時の夢は「トランペット・バイオリン奏者」「パン屋さん」など様々でしたが、根本に「人を喜ばせたい、感動させたい」という思いが必ずありました。今でも楽器を弾きたいという思いは変わらず、パンを自分で焼いたりもしています。諦めることは苦手です。

中学で美術部に入部し、恩師に出会います。良くも悪くも先生らしくない人でしたが、「考え方」には大きく影響を受けました。美術の先生としても人生の先生としても、たくさんのことを教わりました。残念ながらその先生は一年で辞めてしまい、今思えばもっと色々と聞いておけばよかったと後悔しています。
　中学二年で、あるゲームに出会い、CGに興味を持ちますが、その時はまだ漠然と「画家になりたい」と思っていました。
　工業系の高校に進学しようとしましたが、勉強が少しできたために先生に進められて進学校に入学します。高校では以前から興味があった弓道部に入り、県三位の記録を残しました。
　高校三年、受験期に一番の挫折を経験します。進学校で運動部に所属していたため、美大に進むための勉強ができず美大への進学を諦め、国立大への進学を目標にしていた私は、自分に自信が持てなくなり、ペンを握ることができなくなってしまいました。そのまま学校にも行けなくなり、センター試験も受けられずに高校を卒業します。

高校卒業後、何も手につかず部屋にこもって大好きな動画配信者の動画を見て過ごします。いつも通り、その人があるゲームの配信をしていた時、ふと自分のしたいことは何だったのかと考えました。「私はこのゲームのように、人を感動させるようなものを作りたかったのではなかったか」そう思ったとき、いろいろと振り切れたのです。昔から人を楽しませるものを作りたいと思い続け、あるゲームに出会い、CGに興味を持ち、自分が感動したのと同じように、今度は自分が作ったもので感動してもらいたい、そのために今自分がするべきことは何なのか。
　そうして九州デザイナー学院に入学し、夢をかなえるために勉強しています。